自民党の大阪・関西万博推進本部は8日、会合を開き、2025年大阪・関西万博の成功に向けて与党として最大限の支援を行う方針を確認した。
懸案となっている海外パビリオンの建設を促進するため、経済産業省を中心に総勢20人弱の特別チームが編成され、参加国を個別に支援することも明らかになった。
会合では、海外パビリオンの建設着工遅れについて危機感を共有した。今後は建設に必要な手続きの短縮化や特別チームの支援により巻き返しを図るという。一方、基礎インフラの整備や日本政府館などの主要建築物の工事はおおむね順調であることが確認された。
万博開幕への機運を盛り上げるため、日本政府観光局(JNTO)と連携して海外でイベントを開催するほか、子供連れでも利用しやすいチケットの価格設定を検討することなどが報告された。
本部長を務める二階俊博元幹事長はあいさつで「国家の威信を懸けて(万博を)やり遂げる必要がある」とした上で「成功に向けて党を挙げて全力を尽くしたい」と語った。