今春から茨城県つくば市にある筑波大学の生命環境学群生物学類に進学される悠仁さま。4月5日には入学式に臨まれる予定で、新生活に心躍らせていることだろう。
【写真】大学在学中に出会ったとされる悠仁さまのご両親・秋篠宮ご夫妻
「3月3日に行われた成年会見で、筑波大学に進学した理由を“生物について学べる環境が自身に適していると考えた”と話されました。筑波大への進学が決まってからは、通学方法に注目が集まりましたが、“当面は東京から車で通い、いずれは大学近くに住居を設ける”と宮内庁から発表がありました。大学近くの住まいは集合住宅のひと部屋で、費用は私的な生活費にあたる“皇族費”から支払われるそうです」(皇室担当記者)
悠仁さまの大学における“拠点”を巡っては、大学内に謎の一軒家が建てられたと一部で報じられたが、筑波大学の学生によると、
「新しく一軒家が建てられたなんて聞いたことがありません。もしキャンパス内に悠仁さま用の戸建てを建設なんてしたら、他の学生からの批判は免れないでしょうし、大学側も認めないと思います」
筑波大生の間でも、悠仁さまの“拠点”に関する話題はあちこちで上がっていた。
「進学先が筑波大と聞いてからは、学生寮に入られるのか、近くのマンションや一軒家に住まわれるのか、気になっていた学生は多かったです。学生寮は防犯上の理由からあり得ないのではという意見が多かった印象です」(同・筑波大学の学生)
悠仁さまをひと目見ようと、履修する授業に悩む学生も現れているそうで、
「筑波大では主に学類ごとに授業が行われる校舎が決まっていて、学類が異なると生活圏もかなり違ってきます。私は悠仁さまとは違う学類なので、お見かけすることはないかもしれません。ただ、筑波大ではほかの学類の授業も取ることが可能なので、学生の間では“悠仁さまと同じ学類の授業を取ろうかな”と興味本位で話す人も少なくありません。そうした学生もいるので、大学側が何かしらの対策を取る可能性はあると思います」(別の筑波大学の学生、以下同)
悠仁さまが通われる筑波キャンパスの敷地面積は約258ヘクタールで、東京ドーム約55個分とかなり広大。そうした特徴もあってか、警備面に関しては“無理難題”と指摘する声も。
「筑波大の魅力のひとつにキャンパスの広さが挙げられます。授業ごとに校舎が異なり、校舎間の距離も離れている場合があるので、自転車で校内を移動することが多いんです。この広大な敷地で“安全に警備することなんてできない”と感じている人が大半だと思います。大学内の警備が厚くなっているという噂を聞いたことがありますが、筑波大には出入り口という概念がなく、誰でも入れてしまうようなつくりになっているので、警備には難儀すると思います」
警備に関する問題は山積みのようだ。一方、ある宮内庁関係者は、大学生活での“ロマンス”に期待を膨らませる。
「秋篠宮さまと紀子さまは学習院大学の在学中に出会い、サークルでの活動などを通じて親密な仲になりました。ご両親としては、悠仁さまも“学生のうちに相手を見つけるべき”とお考えになっているのかもしれません。
これまでの男性皇族方が結婚されたパターンから考えると“ご両親や友人からの紹介”や“大学での自然な出会い”に加えて“宮内庁関係者からの推薦”の3つが考えられます。悠仁さまは先日の成年会見で“理想の時期や相手について、まだ深く考えたことはありません”と話されましたが、皇室関係者からすると、大学でさまざまな学びを深めてもらうと同時に“将来のパートナー”を見つけてもらいたいと願っている人も多いでしょう」
“宮内庁関係者からの推薦”に関しては、過去に“お妃候補リスト”があると報じられたこともあった。宮内庁OBで皇室解説者の山下晋司さんはこのリストについて、
「宮内庁でも長官など、ごく一部の幹部しか知り得ない情報だと思います。私も宮内庁職員時代にそうした推薦については報道で見る程度で、庁内でそのような話を聞いたことはありません。
仮に“お相手を推薦してほしい”と皇族側から宮内庁に依頼があれば、旧華族の親睦団体である『霞会館』の会員など、皇室と関わりが深い団体や個人に相談する可能性はないとはいえません。ただ、自然な出会いの中で、お互いが惹かれ合って結婚に至るのが理想でしょうし、ご両親もそのように思われているのではないでしょうか」
皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は、皇族の結婚相手との出会いについて、次のように解説する。
「戦前は“ご両親や友人からの紹介”が多かったようです。家柄も人柄も知り尽くした人物からの推薦になるので、身分制度がはっきりしていた戦前は、こうしたパターンが大半だったといいます。
上皇さまのころにお妃候補リストの存在が世の中に知られました。18歳の結婚適齢期になると、ひそかに名家の令嬢、旧皇族や旧華族などを中心にリストアップしたそうです。しかし、皇室に入ることに躊躇する令嬢も少なくなく、お相手探しは難航しました。そういった理由で、お妃候補リストに旧皇族や旧華族以外の令嬢も入れることになり、結果として正田美智子さんがお妃に決まったのです」
“大学での自然な出会い”をきっかけにする自由な恋愛スタイルは、秋篠宮さまと紀子さまのパターンが印象強い。
「秋篠宮家はこのパターンを重視されているようで、悠仁さまの姉である小室子さんも国際基督教大学でお相手に出会われました。現在は、いろいろな結婚パターンが絡み合った形で進んでいると思います。現代の国民には“自由な恋愛”というスタイルが受け入れられやすいのかもしれません」(小田部教授)
ある皇室ジャーナリストは「すでに悠仁さまの“お妃候補リスト”は作成されつつあるのでは」と推測する。
「今の天皇陛下のときは、70人以上の女性がお妃候補リストに名を連ねていると報じられました。ただ、自分の娘がお妃候補に挙がっていると知り、そのリストから外そうとする親もいるほど、皇族との結婚はハードルが高いものだったのです。これは現代においても同様で、皇族との結婚、ひいては将来天皇になられる方との結婚は、より一層ためらう方が多いと思います。
皇族数の減少が問題視される昨今、悠仁さまのご結婚は宮内庁にとって大きな事柄です。まだ大学生とはいえ、すでに水面下で“極秘リスト”が作成されている可能性は十分に考えられます」(同・皇室ジャーナリスト)
ついに始まる悠仁さまのキャンパスライフ。運命のお相手との出会いははたして─。