ラーメンに虫の死骸混入の「天下一品」、京都市内の他の7店舗でも害虫対策の記録を保管せず

ラーメンチェーン「天下一品」の京都市内の店舗が提供したラーメンに虫の死骸が混入した問題で、他の市内7店舗でも害虫対策の記録を保管していなかったとして、市保健所が行政指導をしたことがわかった。
運営会社の「天一食品商事」(大津市)などによると、「新京極三条店」(中京区)で8月24日、ラーメンに体長約1センチのゴキブリの死骸が混入。保健所による9月4日の調査で、食品衛生法で保管が義務づけられている害虫対策の記録が残されていなかった。
保健所は16日までに、営業中の14店舗に立ち入り調査を実施。うち7店舗で害虫駆除はしていたものの、記録が保管されていなかったため、各店舗に対し、文書で害虫対策の記録を保管するよう指導した。
同社は「保健所から指導を受けた店舗には、指導に沿った対応を取るように伝えている」としている。