大阪市役所前にはミャクミャクのモニュメントが
「2025年大阪・関西万博」の公式キャラクターであるミャクミャク。発表当初は「不気味」と酷評されていたが、オフィシャルストアを見ると、461点もの「ミャクミャクグッズ」が販売されていて驚く。ちなみにランキングトップは「EXPO2025 ぬいぐるみ ミャクミャク S(3,960円税込)」だという。
各国のパビリオン建設が遅々として進まず、「空飛ぶクルマ」が人を乗せる商用運行にも暗雲が漂い、さらにはメタンガスの発生、付近でヒアリが発見されるなど、トラブル続きの大阪万博。無料招待するとした府内の小中高校生からは不安の声があがって、「機運醸成」が成功しているようには見えないが、そうしたなか、大阪市北区役所が6月28日に《7月1日(月)9時より、区役所開庁時間にて婚姻届を提出いただいた方は先着順でミャクミャクのお箸、シールをもれなく贈呈いたします》と、慶事に乗っかる企画を公式Xで発表した。
ポストされている写真を見ると、白い箸が2膳。長さは同じなので「夫用、妻用」の区別はないようだ。しかも、ケースにミャクミャクの姿はプリントされているが、箸そのものにミャクミャクはプリントされていないようにも見える。
この箸を求めて、7月1日に婚姻届を出そうというカップルがどれほどいるのか想像もつかないが、北区役所の公式Xには《いらん…なぁ》《絶対に要らない 直ぐに、離婚しそうです》《前途洋々の新婚さんにミャクミャクを無理強いさすなよ!》《万博と同様、結婚も失敗に終わるって感じでしょうね》など、「縁起でもない」といったリプライが多く寄せられていることから、区民の評判はさんざんのようである。
なかには「要らん ヒアリの殺虫剤をください」という意見も。大阪府と大阪市の必死さは伝わってくるが……。