プロ野球・巨人の新監督に就任した松井 秀喜さん。背番号は、恩師長嶋茂雄さんが監督として初めてつけた「90」です。90番といえば――。カレーの名店が鹿児島市にあります。店主の男性は、松井新監督の背番号が発表された時「心が震えた」と話し、熱いエールを送っています。
27日午後。(内田直之キャスター)「ありましたねぇ。カレーショップ90番。オレンジ色の看板はおなじみです」
(内田直之キャスター)「失礼します・・・。長嶋さんの大きな写真が飾られています。かっこいいですよね。いつも出迎えてくれます。背番号90。そして、祝。松井秀喜氏。背番号90と書かれています」
鹿児島市中央町にあるカレーショップ90番。昭和52年・1977年創業、開店からまもなく50年を迎える老舗です。店主の岩切秀史さん(78)。長嶋さんの大ファンで最初に監督になった時の背番号90を店名につけました。
カツカレーを注文しました。(内田直之キャスター)「おー来ました来ました!うれしいですね。今日はやっぱりカツカレーにしておきました。験を担いだ方がいいかなと思って」(内田直之キャスター)「うわぁ、いい色ですよね。うまい。カツがサクサク。揚げたてで。カレーがものすごくコクがあるんですよ。濃厚ですね。相変わらず。スパイスも聞いているが野菜の甘みが奥の方から顔を出してくる。おいしいですね」
去年6月、長嶋さんが亡くなった時にも取材でお邪魔しました。(内田直之キャスター)「この1年間どんな思いで過ごしていましたか?」(カレーショップ90番・岩切秀史さん)「そうですね。1年間。長嶋さんがいなくなって寂しかったんですけど。私(店)も来年で50年になる。そろそろ引き時かなと思っていました」
引退も考えていた岩切さんに再び、勇気を与えたのが23日の出来事でした。長嶋さんの愛弟子、松井秀喜さんが巨人の監督に就任したのです。(内田直之キャスター)「背番号が90と発表された時、どんな思いでした?」(カレーショップ90番・岩切秀史さん)「震えました。心が震えました。久しぶりに震えました。もう1回、もう少し僕も頑張ってみようと思った」
約50年。変わらぬ味を守ってきた90番。時代が変わっても誰からも愛される続ける。まるで長嶋さんのようなカレーです。そんな味を求め、27日は、巨人ファンも訪れていました。(内田直之キャスター)「松井さんが監督に就任したのは巨人ファンとしてはいかがですか?」(来店客)「嬉しい限りです。キャンプが楽しみで楽しみでならない。高校時代も来ていたが、松井さんが90番になったから今日は90番かなと思って来た」
来年3月。長嶋茂雄さんの追悼展が鹿児島市で開かれます。昭和・平成とプロ野球界をけん引したミスター。去年6月3日、89年の生涯を閉じました。長嶋さんの足跡を振り返ります。
(カレーショップ90番・岩切秀史さん)「長嶋さんはキャンプで見に行くと、そこだけ光っているんですよ。長嶋さんの所が。どこにいても長嶋さんのいる所はわかる。それぐらい光っている。オーラがあるんですよ」長嶋さんは太陽のような存在だったと話します。
長嶋さんの愛弟子、松井新監督にどんな采配を期待するか尋ねると・・・。(カレーショップ90番・岩切秀史さん)「松井さんなら大丈夫です。絶対、大丈夫です。だって背中に長嶋さんがついているじゃないですか。90番が。何があっても大丈夫です。必ず背中を押してくれます」岩切さんにとって背番号90の復活は、何物にも代えがたい喜びで10歳ぐらい若返ったと話していました。
松井さんに負けないよう、店に立ちたいということでした。78歳!まだまだお元気です。長嶋さんの追悼展は来年3月5日から鹿児島市のカクイックス交流センターで開かれます。