防犯カメラが捉えていたのは、車が線路に進入する瞬間でした。
画面右上を走行する1台の乗用車。手前のトラックに隠れ姿を消しますが、再び現れた次の瞬間、ゆっくりと走行を続けます。しかし、この場所は線路の中。
これを見て驚いたのか、他の車が近くで停車。中から人が降りてきました。
さらに作業服姿の人物も現れ、車へ向かいました。すると、車の中から高齢男性が降りてきたのが見えます。
高齢男性は両脇を抱えられるように線路内をゆっくり歩きます。次の瞬間、遮断機が下り始めました。
男性はまだ線路の中にいましたが、遮断機をくぐり、無事に線路の外へ出ることができました。
4日午前8時10分過ぎ、愛知・春日井市にある名鉄小牧線の線路内に高齢の男性が運転する乗用車が進入。
名鉄などによりますと、この事故の影響で上飯田駅と小牧駅の間で約2時間半にわたり運転を見合わせました。
乗用車を運転していた70歳の男性はFNNの取材に対し「踏切を渡った先の道を曲がるつもりが間違えて早く曲がってしまった」と話しました。
警察は当時の状況を調べています。