夫に内緒の風俗バイト 店からのLINEは友達の名前 宣材写真は絶対ダメ 既婚ナイトワーカーのお金哲学が深い

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ナイトワーク業界には、さまざまな事情を抱えて働く人がいます。特にシングルマザーの女性は多く、筆者が飲み屋に勤めていた時も1店舗に1人以上はシンママキャストがいました。もちろん、お客様に公表はしないものの実は……というパターンは、決して少なくはありません。
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また、既婚&子持ちの奥様が夜職をするのも珍しくはない話です。夫公認の場合もありますが、半分くらいは「夜中の居酒屋バイト」や「普通のパート勤務」と偽って働いているとか。
そこで、家族に内緒で“オトナのお店”でバイトをする恵那さん(仮名・38歳)に話を聞きました。彼女はかれこれ5年ほどナイショの生活を続けているそうですが、どうやって隠しているのでしょうか。またバイトをする理由などを尋ねると、少しばかり意外な答えが返ってきました。
恵那さんはとても可愛らしい見た目をしています。10歳と7歳のお子さんがいるとのことですが、言わなければ子持ちと分からないほど、良い意味でお母さんっぽくない雰囲気の女性です。
夜職といえど、家庭を持つ彼女がキャストとしてお店にいる時間帯は朝の9時から15時。旦那さんには飲食店勤務と伝えており、実際に飲食店で働いているのは事実です。しかし実は飲食店を週3日・風俗店で週2日の合計5日間稼働していました。
こっそり夜職をする理由を尋ねると、やはりお金。しかしただ単純にお金がほしいわけではなく、苦労を重ねた母親を反面教師にしながら生きることを決めた結果、現在のスタイルへと落ち着きました。(以下、『』内は恵那さん談)
『旦那の稼ぎもあんまり良くはないんですよ(笑)だから働かなきゃならないのと、母がシングルマザーで、男にことごとく失敗しまして。収入面もすごく大変だったんです。母の苦労を見て“男に頼りきりだと、何かがあった時に困るな”と悟りました。せめて自分は自立しなきゃと10代の時から思っているので、結婚後も(夜職を)続けています』
もともと20代の頃から夜職をしていたため、彼女曰く「若い時からやっているので、今さら仕事に抵抗感はないですよ」とのこと。現在の旦那さんと出会ったのをきっかけに一旦夜職を卒業しましたが、貯金の目標金額が届かずに退店したことが心残りになっていたこともあり業界へ戻ったのです。
彼女が在籍しているお店は、以前働いていたお店の系列店。顔見知りのスタッフが店長に昇進し、恵那さんを快く受け入れてくれました。
『“まさか戻ってくるなんて!”と驚かれたけど、当時仕事をかなり頑張っていたから採用してもらえました。家庭があることを理解してくれるので、とても有難いですね』
1人暮らしなら何も気にしなくて良いものの、誰かと同居する限り夜職を徹底的に隠すのは本当に大変です。ちょっとしたミスでバレてしまいそうですが、どのような対策をしているのでしょうか?
『まず、衣装や仕事道具はお店に置きっぱなし。家に持ち帰れないので、事情を話して店の洗濯機で洗ってもらってます。さすがに下着まで洗濯させるわけにはいきませんから、派手なものは旦那がいない時に干すか、急ぎの時はコインランドリーでササッと。あとは宣材写真の顔出しをしないとか、店からのLINEは友達の名前に変えておくとか……。うーん、何気なくやっているけど、こう話すとだいぶ注意することが多いですね(笑)』
ほかにも旦那さんに察されないよう、メイクやファッション、振る舞いで夜っぽい雰囲気が出ないように心がけているとか。しかし、どんなに仕事を隠してもオトナのお店で働けば病気のリスクが伴います。その点を指摘すると「2人目を産んでから“レス”なので、そっちでバレる心配はないです」と苦笑い。
ただ、子どもに何かあってからは困るため、衛生面ではとても気を遣っています。
スキンシップはなくなっても、旦那さんとはとても仲良しです。家庭円満の秘訣を尋ねると「家族とのコミュニケーションはきちんと取っていますから」と一言。
『どんなに忙しくても家族と向き合う時間は絶対に作るし、家事も怠りませんよ。だからもしバレたとしても、旦那も文句言えないでしょう(笑)お母さんとしてやるべきことは全部やっているつもりです』
予定としては、今の生活を40歳くらいまでは頑張りたいそう。「家庭を持ってまで夜職なんて」という批判はあれど、自分の足で踏ん張る恵那さんからはとてつもないパワーを感じました。
“既婚者ナイトワーカー”と聞けば、ついつい悲壮感漂う人物をイメージしがち。確かにワケありで背負うものが大きい人もたくさんいるのですが、彼女の場合はまた別ケースのように思います。家族がいてもパートナーに依存せずに生きる姿には、たくましささえ覚えるほど。
最後に「信じられるのは自分とお金だけです」と彼女は語りました。この言葉に共感するのか、それとも物悲しさを覚えるのか……。このインタビューを読んで、あなたはどう感じましたか?
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。

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