田崎史郎氏 山際元大臣“更迭”ではなく“辞任”に岸田首相の思惑指摘「この後ドミノが起きにくくなる」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

政治ジャーナリストの田崎史郎氏が31日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点を指摘されて経済再生担当相を辞任した自民党の山際大志郎衆院議員についてコメントした。
山際氏は、教団との接点がたびたび指摘されては追認する姿勢で、“後出しじゃんけん”と指摘されていた。24日の衆院予算委員会後、本人が岸田文雄首相に辞任の意向を伝えていた。
安倍晋三元首相の銃撃事件後から尾を引いてきた山際氏の問題。キャスター辛坊治郎氏から「“瀬戸際”大臣、辞めましたね」とジョークまじりに振られると、田崎氏も「やっと辞めましたね」とバッサリ切り捨てた。辞任の時期について「臨時国会前、9月下旬に辞めさせるのが一番いいと思っていたんです」と自身の見解を語り、「その時に岸田さんが踏み切らなかったので、さていつ辞めるんだろうな?このまま続けるつもりなのかな?と暗い気持ちになっていた」と本心を打ち明けた。
形としては山際氏からの辞任申し出となったが、田崎氏は「実態は更迭ですね。罷免に近いですね」と見解を示した。辛坊氏から「クビならクビにしたと言えばいいと思うんですけど?」と問われると、「岸田さんが本人の名誉を重んじた部分と、岸田さんにとってもここでクビを切るよりも、辞表を出したから辞めたんだと言った方が、この後ドミノが起きにくくなるという」と、岸田首相の思惑を推測。「辞表を出してきた人からクビを切った、という形にしたいんです。総理はかたくなに、自分がやめさせたことは言わないで、辞表を出してきたから了としましたと」とも指摘した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。