映像配信会社「TOPPA」代表の北川雄基容疑者(28)と、同社マネージャーの四野見祥子容疑者(24)、ほか無職の出演女性2名、男女4人が公然わいせつ容疑で逮捕された。今年3~8月、都内や埼玉県内のマンションなどで、わいせつな行為をしているところを海外のアダルトサイトを通じて生配信したとされている。全国紙の社会部記者が解説する。
【写真】《海外サイトでわいせつ生配信》逮捕された四野見容疑者が前職で働いていたケアワーカー姿
「北川容疑者は容疑を認めており、昨年2月から約1億8000万円を売り上げたとみられています。『月に200万円ほど稼いだ』と供述する容疑者もいて、かなりの売上があったようです。彼らが生配信に利用したのは、『ストリップチャット』という海外の大手サイトとされています。このサイトで配信を行った業者が摘発されるのは、国内で初めてのことだといいます」
「ストリップチャット」は、地中海の島国キプロス共和国に拠点を置く企業が運営する動画配信プラットフォームで、月間10億人以上の閲覧者がいるともいわれている。一体どんなサイトなのか、IT系ライターが解説する。
「さまざまな国の女性があられもない姿を晒しており、無修正で映す動画も大量に配信されています。日本人と思われる女性たちはさすがに“丸出し”は回避しようとしている印象ですが、明らかにアウトな動画も存在します。配信者の間で“月収100万円も夢じゃない”と注目されており、『ストリップチャット』専門の配信者事務所なども出てきています」
北川容疑者が代表を務める映像配信会社「TOPPA」もまた「ストリップチャット」専門の配信者事務所を運営していた。前出の社会部記者が解説する。
「公式サイトの説明によると、昨年1月に事務所を立ち上げて、18歳から50代まで100人を超える女性が登録していたといいます。投げ銭機能で獲得した“コイン”に応じて最大80%のバックがあり、昨年の最高実績として月収160万円を達成した女性もいると謳っています。配信用のパソコンをレンタルするなど、手厚いサポートを売りにして、女性たちを集めていたようです。
北川容疑者は、『報酬が減らないよう(露出については)黙認していた』『集客力がほかのサイトと違う』などと供述しているそうです」 事業は好調だったようで、同社の登記を見ると今年に入って大幅な書き換えがあった。築50年を超える賃貸マンションから湾岸エリアにできたばかりの高級マンションに本店の所在地が移っているほか、会社の目的が「ライブ配信業」以外にも、ペットSNSのコンサルティングなど、さまざまな事業内容が追加されていた。
こうしたなか逮捕された北川容疑者は今、何を思うのだろうか。