昨今、早期退職をする会社員が増えている。西田裕之さん(仮名・50代)も、早期退職して夢を追った1人だ。西田さんは上場企業に入社し、営業部長まで昇進。55歳で自分の夢を追うことを決意し、退職した。当時の心境をこう振り返る。
「私は生命保険会社で一貫して営業マンとして働き、気がついたら部長に昇進。とはいえ、所詮は中間管理職ですし、最近は部下に気を使う時代で息苦しく、常々違うことがやりたいと思っていて。早期退職すれば退職金も増えますし、思い切った決断をくだしました」