明治天皇の玄孫(やしゃご)で作家の竹田恒泰氏が9日、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。外国人による日本の土地購入についてコメントした。
番組では、日本の土地や不動産を守るためにどんな規制が必要なのかなどを討論。意見を求められた竹田氏は「抑制的であるべきだとは思いますけれども、まだこの話、法律ができたといっても、調査ができるようなったというだけですから、まだ入り口にも立ってないぐらいなんですよね」と前置きして「これからどう規制するのかというのは本格的な議論が始まりますので、その推移を見たいなと思いますね」などと話した。
進行役の阿川佐和子氏から「竹田さんはどのような規制をかけたいですか」と聞かれて「やっぱり、他国と普通ぐらいまでは、まずいってもらいたいですね。自衛隊の基地の…(軍政を敷いている国の場合)軍事基地の近くを外国人が買える国は、まあ、ないですので、せめて普通の国に…日本って異常なところがいっぱいあるので、まず普通の国になるだけでも進歩だと思います」と答えた。
ここで社会学者の古市憲寿氏から「他国、というのは中国とかではなくて米国とか英国とかEUってことですよね」との確認が入った。そして元宮崎県知事の東国原英夫氏から「だから、WTO(世界貿易機関)の一般協定で、ここがネックですね。日本は最初に協定に批准したときに外国人が日本の土地を買ってもいいよ、だったんですよ。買っちゃダメだ、に批准しなかったんですね」と説明があった。
1995年、WTOの協定締結で諸外国は外国人の不動産取得に条件はつけたが、日本は条件を付けずに署名をしていた。