「立花は二度と出てくるな」の叫び声も 立花孝志容疑者逮捕で兵庫県警本部前は物々しい雰囲気に

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斎藤元彦・兵庫県知事の告発文書問題を追及し、2025年1月に亡くなった竹内英明元兵庫県議の名誉を傷つけたとして、兵庫県警は2025年11月9日、政治団体「NHKから国民を守る党」立花孝志党首を名誉毀損の疑いで逮捕した。
兵庫県警本部前には、逮捕の一報を受け、報道陣や配信者約20人が集まり、物々しい雰囲気となった。集まった人の中には「兵庫県警頑張れ。立花は二度と出てくるな」と大声で叫ぶ人もいた。
近くを通った70代男性は、立花氏の逮捕を初めて知ったといい、
と話していた。
報道によると立花容疑者は、24年12月13日~14日、立候補していた大阪府泉大津市長選の街頭演説で竹内氏について、「警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」などと発言した。
竹内氏が亡くなった後の25年1月19~20日には、XやYouTubeに「竹内元県議は県警からの継続的な任意の取り調べを受けていた」「明日逮捕される予定だった」と虚偽の情報を投稿するなどしたという。
こうした発言が、竹内氏の名誉を毀損した疑いがあるとのことだ。
なお25年1月20日には、当時の村井紀之県警本部長が竹内氏について、
と、立花容疑者の主張を完全否定していた。
竹内元県議は、斎藤元彦知事の疑惑を巡って、百条委員会の委員として知事を厳しく追及していた。24年の知事選では、立花容疑者が「黒幕は竹内氏」と名指しするメモをSNSに投稿。竹内氏の事務所には無言電話やいたずら電話が増え、誹謗中傷のメールなどが送られてくるようになった。竹内氏は24年11月に議員辞職した。
その後も竹内氏個人への誹謗中傷が続く中、25年1月に自宅で亡くなった。25年6月、竹内氏の妻が兵庫県警に刑事告訴し、県警による捜査が続いていた。

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