「語る義理がない。帰ってくれ!」
FRIDAY記者を怒鳴るのは、殺人未遂で現行犯逮捕された木村隆二被告(24)の父親だ。’23年4月15日、木村被告は和歌山県の雑賀崎(さいかざき)漁港で爆発物を投げ演説前の岸田文雄首相を襲撃。その後、5つの罪で起訴された。
「逮捕後は3ヵ月にわたり精神鑑定を行い、責任能力ありと判断して起訴に至りました。しかし現在まで取り調べには黙秘を続けています」(地元紙記者)
逮捕直後、木村被告の父親は報道陣に対し、安倍晋三元首相を殺害した罪に問われた山上徹也被告に息子を重ね、擁護するコメントを発表。12月上旬、改めて父親を直撃した。
「言っとくけど、隆二は誰も傷つけてない。これは和歌山県警にも言った。(人を)半殺しにした人間も、隆二も同じ殺人未遂になる。ちょっと考えてくれ、と親心で言うたよ」
何が木村被告を凶行に走らせたのか。取り調べは今後も継続される。
『FRIDAY』2024年1月5・12日号より