山形県東根市教育委員会は5日、11月27日に市内14の小中学校の給食で、県産ブランド米「つや姫」として提供した米飯が「はえぬき」だったと発表した。
市側の発注ミスが原因で、今月8日に改めてつや姫を提供するという。
市教委管理課によると、市内では通常、米飯にはえぬきを使用している。この日は県などで作る「山形『つや姫』『雪若丸』ブランド化戦略推進本部」が企画した「県内一斉『つや姫』学校給食」の一環で、つや姫が提供されるはずだった。しかし、市学校給食センターから委託業者に対し、つや姫の発注がなかった。同センター職員が発注不要と勘違いしたという。
給食に関する報道を見た業者から「つや姫は提供していない」と同センターに連絡があり、判明した。一部の教職員は味の違いに気づいていたが、「まさか」と思い、口に出せなかったという。同課の担当者は「楽しみにしていた子どもたちに申し訳ない」と話した。