岐阜市の長良川で19日夜、鵜飼(うか)いの観覧船3隻が下流に流され、うち1隻が浅瀬に乗り上げた。
船には船頭2人と観光客17人が乗っており、台湾籍の40歳代の夫婦が打撲など軽傷を負った。
市や岐阜県警によると、同日午後8時頃に突風を伴う豪雨となり、鵜飼いを見るため出ていた観覧船30隻のうち、3隻が流された。2隻は警備船が停船場所に戻したが、1隻は約1・5キロ離れた浅瀬に乗り上げた。
岐阜地方気象台によると、市内では午後8時過ぎ、風速約10メートルの風が吹いていた。
市は20、21日の観覧船の運航を中止し、事故原因を調べている。