東京都は22日、子どもを中心に流行する夏風邪「ヘルパンギーナ」について、直近1週間(12~18日)の1定点医療機関あたりの患者数が6・09人に達したとして、流行警報を出した。
ヘルパンギーナの警報は2019年以来4年ぶり。
都は、1定点医療機関あたりの患者数が6人を上回った場合、流行警報を出す。今年は患者の増え始めが例年より1か月ほど早い上、増え方が急激だという。
ヘルパンギーナは38度以上の発熱と、口内にできる水疱(すいほう)が特徴で、痛みから食事を嫌がる子どもが多いため脱水症状にも注意が必要とされる。ワクチンはなく、都は「こまめにうがいや手洗いをしてほしい」としている。