高市早苗首相、石破茂前首相と違い明らか APEC首脳会議の「体当たり外交」…狙った人をガッチリホールド→笑顔で会話

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席している高市早苗首相の外交手腕に、SNSで注目が集まっている。
高市氏は2025年10月30日午後に韓国に到着し、2泊3日の日程でAPEC首脳会議に出席した。
Xでは31日、首脳会議前に控え室でベトナムのルオン・クオン国家主席や中国の習近平国家主席、カナダのマーク・カーニー首相ら、複数の各国首脳らにあいさつをしたことを報告。青いジャケットにネイビーのワンピースを合わせ、首元にはパールのネックレスをした高市氏は、笑顔で首脳らと会話をする写真も公開している。
SNSでは、会議中の高市氏の積極的な姿勢に注目が集まっている。
たとえば、高市氏の隣の席になったインドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は会議前、高市氏とあいさつを交わすと静かに着席。プラボウォ氏は周囲と会話する様子はなく、手元の資料を確認し始めた。
一方の高市氏はプラボウォ氏の方に視線を向けると、机に手をかけ、椅子のローラーを転がしぐっと椅子を寄せた。高市氏は両手を合わせて再度あいさつをしたプラボウォ氏に笑顔で話しかけ、プラボウォ氏が手にした資料について身振り手振りを交えながら会話を交わした。
空き時間には、チリのガブリエル・ボリッチ大統領の肩に手をまわし、何やら話し込む場面もあった。高市氏が笑顔でカメラの方に向け指をさすと、ボリッチ氏もカメラを振り向いてメガネを外し、胸ポケットへ。2人は笑顔で会話を続けた。
一連の場面はSNSでも拡散され、自ら積極的に話しかけに行く高市氏の姿勢について、「関西のおばちゃん最強説を提示させていただきたいです」「この人営業やったら間違いなくトップセールス」などと称賛する声が上がった。
昨年(24年)11月にペルーで開かれたAPEC首脳会議での石破茂前首相の様子と、高市氏の外交スタイルを比較する声もある。
石破氏は当時、会議前に各国の首脳らが集まり笑顔であいさつを交わす中、ひとり席についたまま、うつむいてスマートフォンを操作していた姿が話題を呼んだ。
また、石破氏のもとにマレーシアのアンワル・イブラヒム首相が歩み寄るも、石破首相は座ったまま手を差し出し握手。別の首相らに対しても座ったままの握手を続け、外交マナーをめぐる批判も上がった。
こうした背景から、高市氏の姿勢について「一人ぼっちで椅子に座ったまんまだった誰かと対象的やな…」「黙って席座ってるような総理も前は居ましたからね。行動できる人の方がよっぽど強い」などとする声もある。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。