ガーシー容疑者の逮捕は見せしめなのか。UAE(アラブ首長国連邦)のドバイにいれば日本の警察は手が出せないと巷間ささやかれていたのだが…。
元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏は5日に「もっと早期に対応し帰国していれば、悪戯に傷を深める事も無かったろうに。任意事情聴取も有り得たし、参議院議員除名処分も無かったかも知れない」とツイート。同様の指摘は紀藤正樹弁護士もしており、判断ミスとの声もある。
これにガーシーを支援する政治家女子48党の党首だった立花孝志氏は「その通りだけど本人は逮捕されたくないと言ってたからしようがない」と説明。「ただ成田に着いたときに電話がつながった人が言うのは、ガーシーは『帰ってきてよかった』と話していたそうです。刑事訴訟法の知識がなくて怖がっていた部分もあるのではないか」と話した。
大丈夫なはずのドバイからガーシーが帰国することになったことはどんな意味を持つのか。立花氏は「(国際手配が)赤手配になったのは予想外ですよね。青手配は分かるけど、赤手配はいわゆる殺人犯ですから。日本政府なのか警察庁なのか、プライドかけて赤手配にしてくれとインターポール(国際刑事警察機構)に言ったのでしょう。逃げ得は許さないっていうね」と警察当局の威信が背景にあると指摘した。
さらに、見せしめの意味もあるという。「今後ドバイにさえ逃げればいいっていう変な前例を作りたくなかったのではないか。ドバイに行けばいいと伝わるのがイヤだから、見せしめだったのでしょう。じゃあこれでドバイに行く人が減るかというと微妙だけど、一定の効果はある」(同)
今後、立花氏はガーシー容疑者の保釈を念頭に置いているという。「保釈請求を認めてもらうことに特化したヤメ検(弁護士)を手配しています」。再逮捕の可能性もあり時期は不透明だ。