サッカー日本代表がカタールW杯グループリーグの初戦(23日)で優勝候補にも挙げられる強豪ドイツを撃破する爛鼻璽呂隆饑廰瓩鮴し遂げた。ジャイアントキリングに列島は大興奮で、東京・渋谷、試合後、サポーターたちにより熱狂の宴が繰り広げられた。
試合開始前の渋谷は森保ジャパンの低評価、強豪ドイツ相手もあってか、W杯初戦とは思えないほどユニホーム姿のサポーターはまばらだ。PVを行う一部の大箱店舗に行列こそできていたが、総じて試合を観戦できる店は空席が目立っていた。
そんな中、午後10時に運命のキックオフ。前半早々にFW前田大然がゴールネットを揺らして大歓声が起きたが、オフサイドの判定でPV会場にはため息が漏れた。その後、ドイツの猛攻を受けて先制を許すと、一斉に悲鳴が上がった。
しかし、後半に堂安の同点弾、浅野の逆転弾に男女関係なく抱き合って歓喜の雄たけび。森保監督の姿が画面に写し出されると「森保コール」とともに、この日一番の拍手が巻き起こった。
強豪ドイツを撃破したことで、試合終了後のスクランブル交差点は、試合前の静けさがウソのように大勢のサポーターで大混雑。約1時間にわたってハイタッチが繰り広げられた。
まさかの敗戦に「今日だけは勝ってほしかった。なんで…」とうなだれるドイツ人サポーターを横目に、大はしゃぎの日本人サポーターは、勝利の立役者・浅野のジャガーポーズで記念撮影する人が続出。山手線の終電時間が過ぎてもスクランブル交差点の大混雑ぶりは変わらず、センター街では即席ストリートサッカーを始めるグループも現れた。
ドイツ戦は試合開始時刻が遅く、雨が降っていたためサポーターの数は少なかったが、この日の警備は先月のハロウィーンに比べると明らかに警察官は少なく、DJポリスもわずか2台のみ。途中から応援部隊が到着し、赤信号時の交差点への侵入を防いだが、手薄感は否めなかった。
第2戦のコスタリカ戦(27日)は日曜の午後7時開始で、さらなる人出が予想される。もし勝利すれば決勝トーナメント進出の可能性がかなり高まり、ドイツ戦以上の熱気に包まれることは必至だけに、警備の強化が必要になりそうだ。