「元気ですか!」。
訃報が伝えられたプロレスラーのアントニオ猪木氏は政治家としても活躍し、キャッチフレーズを叫んでからの質疑入りは国会の?風物詩?でもあった。
当時の安倍晋三首相に論戦を挑んだ平成26年3月の参院予算委員会で絶叫した際は、山崎力委員長に「元気が出るだけでなく心臓に悪い方もいる」と注意された。
翌日の参院外交防衛委員会でも叫んだが、この際は末松信介外交防衛委員長に「(東日本大震災の)被災地が沈んでいたときに『元気ですか』との声で、みんな元気になった」と力説、許可を得た上で絶叫した。
かつて日本維新の会で籍を共にした維新の馬場伸幸代表は「独自の外交ルートを持っていた。スポーツマンらしい直球勝負の人だった。世の中を変えようという改革マインドも感じた」と故人を悼んだ。