19日朝、保育園にわが子を預けに来ていた保護者たち。
ここは東京・日野市にある、吹上多摩平保育園。
この園に勤める保育士が、園児に虐待行為を繰り返していたという。
虐待行為があったとして、園の名前を公表したのは日野市だった。
日野市が公表した複数の虐待行為は、次のようなものだった。
言うことを聞かない複数の園児を手でたたき、全身を強く締めつける。「いい加減にしろ! 早く人間になれ!」などと、大きな声で怒鳴る。
さらに、「懲罰」と称して、外遊びに連れていかず、部屋に置き去りなど。
2022年3月に市が行ったヒアリングで発覚し、全職員の聞き取り調査を行ったうえで、5月に虐待行為があったと認定。
7月には改善勧告を出したものの、その後も虐待行為が続いたとして、市は、16日に保育園名の公表に踏み切った。
一方、保育園側は弁護士を通じ、「日野市から来た認定事実は、当園としては否認します」とコメントしている。
園は、虐待について真っ向から否定。
9月に開かれた保護者説明会でも虐待はなかったとして、市の対応を批判していたという。
保護者「保育園側からの意見で、どちらかというと日野市がひどいみたいな話だった。真実が何か、事実が何かが全然わからない説明会だったなと」
その一方で、ほかの保護者からは「中には(虐待行為が)ちょっとあったとか、されたとか聞いたことありますけど」といった声も聞かれた。
渦中の保育士は、今もクラス担任を務めていて、17日のクリスマス会に出席した保護者によると、こう訴えたという。
保護者「『ここで一生懸命、自分なりにやらせていただいてきました』と」
市は、文書で弁明する機会を設ける予定だが、園は、市に対する反論の書面を出す予定だという。
市は今後、刑事告発も視野に入れ、厳正に対処する考え。