福岡市にある日本語学校で、外国人留学生を南京錠で拘束するなどの人権侵害があったとして、出入国在留管理庁はきょう、この学校に対し、留学生の受け入れを認めない処分を出しました。
留学生を受け入れる日本語学校としての登録を抹消されたのは、福岡市南区にある「西日本国際教育学院」です。
入管庁によりますと、去年10月、転校を希望していた20代のベトナム人留学生に対し、男性職員がベルトを金属製の鎖や南京錠でつなぎ、数時間拘束したということです。
学校側は「職員の悪ふざけだった」として、人権侵害行為を認めているということです。
西日本国際教育学院は、今後5年間、新たな留学生を受け入れることができなくなり、入管庁は在籍中のおよそ630人の留学生についても転校を促すことにしています。