山口地裁
山口県阿武町が誤給付した4630万円を別の口座に振り替えたとして、電子計算機使用詐欺罪で起訴された田口翔被告(24)の初公判が10月5日に山口地裁で開かれることが分かった。弁護側が7日、明らかにした。
起訴状などによると、田口被告は4630万円が誤給付されたと知りながら4月8~19日、オンラインカジノサービスを利用しようとして、決済代行業者の口座に計34回にわたり計約4630万円を振り替え、不法に利益を得たとされる。
田口被告は保釈保証金250万円を納付し、8月に保釈された。町は国税徴収法などに基づく手続きを進め、ほぼ全額を回収した。