兵庫県の明石市議会は12日、泉房穂(ふさほ)市長に対する問責決議案を可決した。理由として、全市民への5000円分のクーポン配布事業に関し、議会が継続審査を議決したのに専決処分で実施したこと▽大規模工場の緑化義務を緩和する条例に関し、議会の議決後に不適切な理由で再議に付したこと▽川崎重工業の課税額を守秘義務に反してSNS(ネット交流サービス)上に公開したこと――を挙げた。
兵庫・明石市長、議長に「次の選挙で落とす」 問責決議案に不満 問責決議は、泉市長について「自己の主観のみでものごとを決め、相反する考えは排除する姿勢がみられる。こうした言動は危険で、市長として不適切」と断じた。自民、公明などの13議員が連名で提出し、両会派などの賛成多数で可決された。不信任決議とは異なり失職などの法的拘束力はない。【大川泰弘】
問責決議は、泉市長について「自己の主観のみでものごとを決め、相反する考えは排除する姿勢がみられる。こうした言動は危険で、市長として不適切」と断じた。自民、公明などの13議員が連名で提出し、両会派などの賛成多数で可決された。不信任決議とは異なり失職などの法的拘束力はない。【大川泰弘】