観光バスが横転し、乗客1人が死亡した事故で、バスのブレーキの部品に焼け焦げた跡が見つかったことがわかった。
静岡・小山町で起きた事故を受けて、警察は18日、バスのメーカーと車両を検証し、ブレーキの部品に焼け焦げた跡が見つかったことがわかった。
10月13日、小山町で起きた事故では、女性客1人が死亡したほか、26人が重軽傷を負い、逮捕された運転手は「ブレーキが利かなかった」と話していた。
関係者によると、18日の検証で、焼け焦げて見つかったのはブレーキの「ドラム」と「ブレーキシュー」と呼ばれる部品で、摩擦熱によって焦げたとみられるという。
警察は、フットブレーキの踏みすぎによって、ブレーキ機能が失われる「フェード」現象が起きた可能性が高いとみているが、ブレーキを動かす空気圧など、ほかの要因についても引き続き調べている。