「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(48)が10日までにX(旧ツイッター)を更新。中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が投稿したと報じられたポストの内容をめぐり、私見をつづった。
薛剣氏をめぐっては、高市早苗首相が7日の衆院予算委員会で、中国が台湾に侵攻する事態「台湾有事」について、安全保障関連法の規定において集団的自衛権行使が可能となる「存立危機事態」に該当するかを聞かれ、「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースだと考える」などと話した内容の投稿にリアクションしたとされるポストが拡散。薛剣氏のXアカウントでは当該ポストは10日朝現在確認できない状態だが、投稿した際のものとみられるスクリーンショット画像がSNS上で拡散された。拡散された内容では、薛剣氏が、この高市氏の答弁などについて「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」と書き込んだとして、一部メディアにも報じられている。
ひろゆき氏は「中国政府から大阪に派遣された総領事が、高市首相の首を斬ると殺害予告」と前置きした上で「尖閣諸島周辺に中国海警局の機関砲を搭載した船が常駐してる状況で、この物言いを許すとエスカレートするかと。それでも『遺憾』を表明するだけなのかな?」とつづった。
薛剣氏のXアカウントで10日朝現在、当該投稿は確認できないが、「自身のXで「『台湾有事は日本有事』は日本の一部の頭の悪い政治屋が選ぼうとする死の道だ」「くれぐれも最低限の理性と遵法精神を取り戻して理性的に台湾問題を考え、敗戦のような民族的潰滅を喰らうことが二度とないようにしてほしい」「勝手な想像任せで拡大解釈と歪曲を止めてほしい。問題の発端は、我が方の再三再四に亘る反対表明を顧みず、『台湾有事は日本有事』としょっちゅう平気で言ってる日本側の政治屋だと重ねて指摘しておきたい。皆さんの理屈で言えば、これこそ中国への立派な『脅迫』と『殺害示唆』だろう」などとの主張を書き込んでいる。