1通のDMが筆者のもとに届いた。差出人は沼田理沙子さん(仮名・30歳)。沼田さんは東京都にある栄養士の専門学校を2年生時の7月に退学処分になったという。退学事由は「暴言」と「公的書類の改ざん」。沼田さんには発達障害があり、「合理的配慮がなされずに退学になった」というのが彼女の主張だ。現在、退学の撤回と復学を求めて弁護士などに相談をしている。
本稿では、沼田さんへのインタビューを通して、発達障害を抱えることの生きづらさに迫る。

◆「暴言」「公的文書の改ざん」の真相は?