高市早苗首相が7日の就任後初となる衆院予算委員会に臨むために行って話題となった「午前3時の勉強会」。「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」の言葉通りの働きぶりに、首相自身の体調を気遣う声や周囲の“ワークライフバランス”を心配する声も出ている。歴代の首相も予算委当日の早朝に答弁の確認をするケースは多く、石破茂前首相は6日に出演したラジオ番組で在任中の朝の習慣について語っていた。
石破氏は6日に文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に生出演。首相時代は「国会がある時は4時半」起床だったと明かし、「5時に答弁書の分厚いのがドンと届いて、それを1時間ぐらいでダーッと読んで、ここ直してあそこ直してみたいなことで。6時ぐらいから読み合わせをやって」と回顧。
「私、答弁自分で読まないっていうか、紙読まないので、自分の頭に入れてそしゃくするのに結構時間がかかる」と“棒読み”ではなく自分の言葉で答弁をするために時間をかけて答弁書を読み込むと言い、「読むと伝わらないからね。“あなた僕と結婚してくれる?”なんて時に原稿読む人いないからね」と笑いを誘っていた。
退任後の今は「朝起きるのがこんなうれしいとは思わなかったね」という。
「午前3時の勉強会」を巡っては、野党側の質問通告の遅れが原因との主張や与党の国会運営に原因があると指摘する声など、与野党の議員などからさまざまな意見が出ている。