立憲民主党は15日、安倍元首相の国葬について、泉代表など執行部が欠席する方針を決定した。
立憲民主党は15日、党本部で執行役員会を開催し、27日に行われる安倍元首相の国葬について、党執行部が欠席する方針を決めた。
泉代表は役員会後、記者会見を行い、国葬について閉会中審査で質疑を交わしたが、政府から十分な回答が得られなかったとして、改めて政府に対して質問状を提出し、14日回答があったことを明らかにした。
その上で泉代表は「政府からの回答を見たが、ゼロ回答。いわゆる何の変化もない、これまでの全く説明にならなかった国会答弁の繰り返し、焼き直しでしかなかった。大変不誠実で遺憾に思う」と述べた。
そして「事前に国会に説明することなく、なぜ内閣だけでこの国葬儀の決定がなされたのかを聞いたが、直接答えず丁寧な説明に努めるを繰り返すのみだ。内閣の独断で国葬を決定し強行する。これでは多くの国民が違和感、疑問、反発を覚えて当然だ」として、「本当に残念だが、立憲民主党が指摘した問題点について何ら回答がないということで、執行役員会一致をして欠席をすることを決めた」と述べ、党執行部が欠席する方針を決定したことを明らかにした。
国葬をめぐっては、共産党などが欠席を表明する一方、日本維新の会と国民民主党は出席を表明しており、野党内で対応が分かれている。