茨城県小美玉市栗又四ヶの農業用ため池「野村田池」で今月中旬、ヘラブナなどの魚が大量に死んでいるのが見つかった。
池の水を抜いたことによる酸欠が原因とみられる。周辺住民から「悪臭がひどい」との苦情が相次ぎ、ため池を管理する市は21日、魚の死骸計約3・7トンの回収を終えた。
市によると、約5・5ヘクタールのため池で護岸工事に着手するため、今月1日から池の水を抜く作業を始めた。市は15日に魚の大量死を見つけ、翌16日にその一部の約2トンを回収したが、台風14号の接近で作業を中断。21日に作業を再開してすべて撤去した。