示談金名目で金をだまし取ったとして逮捕された、振り込め詐欺グループの指示役、山本孝治容疑者(26)=東京都練馬区=らが、府警捜査2課の調べに対し、「これまでに3億円引き出した」と供述していることが8日、分かった。府警は同日までに、山本容疑者ら3人を携帯電話不正利用防止法違反容疑で再逮捕した。
他に同容疑で逮捕されたのは、同区の無職、西村亮兵(22)と板橋区の無職、須山隆弘(23)の両容疑者。調べでは、山本容疑者らは06年11月?07年6月、他人名義の携帯電話7台を仲間に譲り渡すなどした疑い。電話は仲間同士の連絡に使っていた。府警はこれまでに金の引き出し役や指示役として、山本容疑者ら6人を詐欺や窃盗容疑で逮捕。組織の背後関係も調べる。