熊本市消防局は10日、道交法違反(無免許運転)容疑で逮捕された消防士の男(24)が、無免許で救急車を20回運転していたと発表した。
無免許になった理由が飲酒運転だったことも明らかにした。厳正に処分する方針。
記者会見した消防局によると、男は北消防署のポンプ隊に所属し、非番の9日に逮捕された。昨年12月に酒気帯び運転で検挙され、今年1月12日に免許を取り消されたが、その後、応援で救急車を20回運転し、11人を搬送した。
男は免許の失効を上司に報告せず、内規で定められた上司の免許確認もなされていなかった。奥村和文北消防署長は「市民の生命にもかかわる重大事案。信頼を失うことになり申し訳ない」と謝罪した。