「イライラすると態度に出てしまうところが、母の性格と似てきたことに最近気がついた。母を殺そうと思ったが、弟がそれを見たら可哀そうだから弟も殺そうと思った。でも勇気がなかったので、練習するために2人を殺そうとした。死刑になりたかった」(逮捕された少女の供述)
【画像】防犯カメラに映っていた少女。このあと凶行に及ぶ 東京・渋谷のラブホテルが立ち並ぶ小雨の円山町で、20日午後7時20分頃、薄暗い通りを歩く母親(53)と娘(19)の背後から、中学3年生の少女(15)が傘も持たずに急接近し、突如ナイフを持って襲い掛かった。
防犯カメラには犯行のタイミングをうかがう少女の姿が… 警視庁は20日、母親と娘の親子をナイフで切り付けたとして、埼玉県戸田市に住む少女を殺人未遂容疑で逮捕した。母親は両肩と背中を切りつけられ、娘は左腕と腹を刺されるなどして重傷を負った。母親は命に別状はないというが、娘の腹の傷は深さ約10cmに達しているという。社会部記者が明かす。「京王井頭線神泉駅付近を親子で並んで歩いていたところ、少女が突然背後から娘を刺したようです。気づいた母親は抵抗した際に負傷しましたが、助けを呼ぶ声に駆け付けた飲食店の男性らと協力して少女を取り押さえました。犯行時に使われた凶器は刃渡り8.5cmの包丁。他にも折り畳みナイフなど2本の刃物が現場に落ちていました。家宅捜索の結果、自宅から持ち出された刃物ではなく、3本とも少女があらかじめ準備したものとみられます。親子と少女に面識はなかったようです」事件現場となった神泉駅付近の円山町 文藝春秋 取材班が入手した防犯カメラの映像を見ると、白いシャツにスニーカーを履いた小柄なショートカットの少女が、犯行現場の100メートル手前から、傘をさして歩く母子に早歩きで近づき、犯行のタイミングを窺う姿が確認できた。少女は親子にぴったりとくっついて並び歩いた後、背後から突如回り込むように親子の前に出ようとしている。 事件が起きたのは、この映像の直後。犯行の目撃者の男性が話す。少女は冷静な様子で、『あの子死んだ?』と…「事件現場は叫んだり、騒いだりする酔っ払いも多く、トラブルは日常茶飯事です。事件があった夜も『助けて!』という女性の大声が聞こえてきましたが、最初は『またいつもの騒ぎか』と軽く思っていました。でも、それにしては大きな声だし、『助けて!』という声が何度も聞こえてきた。慌てて外に出ると刺された女性が倒れていて、その横で飲食店の従業員の男性が必死で少女を取り押さえていました。少女は冷静な様子で、『あの子死んだ?』と言っていたとか。治安が悪い場所ではありますが、さすがに驚きました」 事件を受けて埼玉県戸田市教育委員会は22日に会見を開き、教育長は「こうした事案が発生したことは大変重く受け止めている」と声明を発表した。「通っていた学校や生徒の氏名も現時点では把握していない」といい、事件から間もなくで混乱した様子が窺えた。 一方、捜査の進展で、犯行当日の足取りも少しずつわかってきた。 捜査関係者によると、少女は事件の約6時間前の午後1時30分頃、自身が通うJR北戸田駅の塾に行くと母親に言い残し、自転車で自宅を出た。だが、向かった先は塾ではなく、武蔵浦和駅だった。そこから電車に乗って新宿駅で降り、人通りの少ない場所を目指して歩くうちに、犯行現場の渋谷・円山町に辿り着いたという。少女は「犯行後に逃走するつもりだった」と供述しているが、家を出た際の所持金はわずか500円。それすら電車賃で使い果たし、犯行後には所持金はほぼなかったという。 何が少女を凶行に駆り立てたのか。捜査関係者が話す。「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」「少女は戸田市内の公立中学校に通い、中学1年の冬から不登校気味で、週1~2日ほど学校に行っても保健室で過ごしていました。母親と歳の近い弟との3人暮らしで、少女は『家庭でトラブルがあったわけではない』と話しており、少女の母親もそう口を揃えています。不登校ではありましたが、塾にも通っていますし、成績面で特別に問題を抱えていたわけでもない。英語が得意で、英検3級も取得していたといい、学校でのいじめも今のところは確認されていません。一方、両親は少女が小学校高学年の頃に離婚し、家庭内での会話も少なかったようです。不登校のため友達も少なく、少女は強い孤独を感じていたのかもしれません」 少女は取り調べ中に暴れたり興奮したりする様子もなく、淡々と「女性2人を刺したことに間違いはない」「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」などと供述し、容疑を認めているという。 約6時間の彷徨の末、目の前を歩く親子の姿を見て、少女は何を思ったのか。真相の解明が待たれる。 ◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。メールアドレス:[email protected]文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
東京・渋谷のラブホテルが立ち並ぶ小雨の円山町で、20日午後7時20分頃、薄暗い通りを歩く母親(53)と娘(19)の背後から、中学3年生の少女(15)が傘も持たずに急接近し、突如ナイフを持って襲い掛かった。
警視庁は20日、母親と娘の親子をナイフで切り付けたとして、埼玉県戸田市に住む少女を殺人未遂容疑で逮捕した。母親は両肩と背中を切りつけられ、娘は左腕と腹を刺されるなどして重傷を負った。母親は命に別状はないというが、娘の腹の傷は深さ約10cmに達しているという。社会部記者が明かす。
「京王井頭線神泉駅付近を親子で並んで歩いていたところ、少女が突然背後から娘を刺したようです。気づいた母親は抵抗した際に負傷しましたが、助けを呼ぶ声に駆け付けた飲食店の男性らと協力して少女を取り押さえました。犯行時に使われた凶器は刃渡り8.5cmの包丁。他にも折り畳みナイフなど2本の刃物が現場に落ちていました。家宅捜索の結果、自宅から持ち出された刃物ではなく、3本とも少女があらかじめ準備したものとみられます。親子と少女に面識はなかったようです」
事件現場となった神泉駅付近の円山町 文藝春秋
取材班が入手した防犯カメラの映像を見ると、白いシャツにスニーカーを履いた小柄なショートカットの少女が、犯行現場の100メートル手前から、傘をさして歩く母子に早歩きで近づき、犯行のタイミングを窺う姿が確認できた。少女は親子にぴったりとくっついて並び歩いた後、背後から突如回り込むように親子の前に出ようとしている。
事件が起きたのは、この映像の直後。犯行の目撃者の男性が話す。少女は冷静な様子で、『あの子死んだ?』と…「事件現場は叫んだり、騒いだりする酔っ払いも多く、トラブルは日常茶飯事です。事件があった夜も『助けて!』という女性の大声が聞こえてきましたが、最初は『またいつもの騒ぎか』と軽く思っていました。でも、それにしては大きな声だし、『助けて!』という声が何度も聞こえてきた。慌てて外に出ると刺された女性が倒れていて、その横で飲食店の従業員の男性が必死で少女を取り押さえていました。少女は冷静な様子で、『あの子死んだ?』と言っていたとか。治安が悪い場所ではありますが、さすがに驚きました」 事件を受けて埼玉県戸田市教育委員会は22日に会見を開き、教育長は「こうした事案が発生したことは大変重く受け止めている」と声明を発表した。「通っていた学校や生徒の氏名も現時点では把握していない」といい、事件から間もなくで混乱した様子が窺えた。 一方、捜査の進展で、犯行当日の足取りも少しずつわかってきた。 捜査関係者によると、少女は事件の約6時間前の午後1時30分頃、自身が通うJR北戸田駅の塾に行くと母親に言い残し、自転車で自宅を出た。だが、向かった先は塾ではなく、武蔵浦和駅だった。そこから電車に乗って新宿駅で降り、人通りの少ない場所を目指して歩くうちに、犯行現場の渋谷・円山町に辿り着いたという。少女は「犯行後に逃走するつもりだった」と供述しているが、家を出た際の所持金はわずか500円。それすら電車賃で使い果たし、犯行後には所持金はほぼなかったという。 何が少女を凶行に駆り立てたのか。捜査関係者が話す。「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」「少女は戸田市内の公立中学校に通い、中学1年の冬から不登校気味で、週1~2日ほど学校に行っても保健室で過ごしていました。母親と歳の近い弟との3人暮らしで、少女は『家庭でトラブルがあったわけではない』と話しており、少女の母親もそう口を揃えています。不登校ではありましたが、塾にも通っていますし、成績面で特別に問題を抱えていたわけでもない。英語が得意で、英検3級も取得していたといい、学校でのいじめも今のところは確認されていません。一方、両親は少女が小学校高学年の頃に離婚し、家庭内での会話も少なかったようです。不登校のため友達も少なく、少女は強い孤独を感じていたのかもしれません」 少女は取り調べ中に暴れたり興奮したりする様子もなく、淡々と「女性2人を刺したことに間違いはない」「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」などと供述し、容疑を認めているという。 約6時間の彷徨の末、目の前を歩く親子の姿を見て、少女は何を思ったのか。真相の解明が待たれる。 ◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。メールアドレス:[email protected]文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
事件が起きたのは、この映像の直後。犯行の目撃者の男性が話す。少女は冷静な様子で、『あの子死んだ?』と…「事件現場は叫んだり、騒いだりする酔っ払いも多く、トラブルは日常茶飯事です。事件があった夜も『助けて!』という女性の大声が聞こえてきましたが、最初は『またいつもの騒ぎか』と軽く思っていました。でも、それにしては大きな声だし、『助けて!』という声が何度も聞こえてきた。慌てて外に出ると刺された女性が倒れていて、その横で飲食店の従業員の男性が必死で少女を取り押さえていました。少女は冷静な様子で、『あの子死んだ?』と言っていたとか。治安が悪い場所ではありますが、さすがに驚きました」 事件を受けて埼玉県戸田市教育委員会は22日に会見を開き、教育長は「こうした事案が発生したことは大変重く受け止めている」と声明を発表した。「通っていた学校や生徒の氏名も現時点では把握していない」といい、事件から間もなくで混乱した様子が窺えた。 一方、捜査の進展で、犯行当日の足取りも少しずつわかってきた。 捜査関係者によると、少女は事件の約6時間前の午後1時30分頃、自身が通うJR北戸田駅の塾に行くと母親に言い残し、自転車で自宅を出た。だが、向かった先は塾ではなく、武蔵浦和駅だった。そこから電車に乗って新宿駅で降り、人通りの少ない場所を目指して歩くうちに、犯行現場の渋谷・円山町に辿り着いたという。少女は「犯行後に逃走するつもりだった」と供述しているが、家を出た際の所持金はわずか500円。それすら電車賃で使い果たし、犯行後には所持金はほぼなかったという。 何が少女を凶行に駆り立てたのか。捜査関係者が話す。「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」「少女は戸田市内の公立中学校に通い、中学1年の冬から不登校気味で、週1~2日ほど学校に行っても保健室で過ごしていました。母親と歳の近い弟との3人暮らしで、少女は『家庭でトラブルがあったわけではない』と話しており、少女の母親もそう口を揃えています。不登校ではありましたが、塾にも通っていますし、成績面で特別に問題を抱えていたわけでもない。英語が得意で、英検3級も取得していたといい、学校でのいじめも今のところは確認されていません。一方、両親は少女が小学校高学年の頃に離婚し、家庭内での会話も少なかったようです。不登校のため友達も少なく、少女は強い孤独を感じていたのかもしれません」 少女は取り調べ中に暴れたり興奮したりする様子もなく、淡々と「女性2人を刺したことに間違いはない」「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」などと供述し、容疑を認めているという。 約6時間の彷徨の末、目の前を歩く親子の姿を見て、少女は何を思ったのか。真相の解明が待たれる。 ◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。メールアドレス:[email protected]文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
事件が起きたのは、この映像の直後。犯行の目撃者の男性が話す。少女は冷静な様子で、『あの子死んだ?』と…「事件現場は叫んだり、騒いだりする酔っ払いも多く、トラブルは日常茶飯事です。事件があった夜も『助けて!』という女性の大声が聞こえてきましたが、最初は『またいつもの騒ぎか』と軽く思っていました。でも、それにしては大きな声だし、『助けて!』という声が何度も聞こえてきた。慌てて外に出ると刺された女性が倒れていて、その横で飲食店の従業員の男性が必死で少女を取り押さえていました。少女は冷静な様子で、『あの子死んだ?』と言っていたとか。治安が悪い場所ではありますが、さすがに驚きました」 事件を受けて埼玉県戸田市教育委員会は22日に会見を開き、教育長は「こうした事案が発生したことは大変重く受け止めている」と声明を発表した。「通っていた学校や生徒の氏名も現時点では把握していない」といい、事件から間もなくで混乱した様子が窺えた。 一方、捜査の進展で、犯行当日の足取りも少しずつわかってきた。 捜査関係者によると、少女は事件の約6時間前の午後1時30分頃、自身が通うJR北戸田駅の塾に行くと母親に言い残し、自転車で自宅を出た。だが、向かった先は塾ではなく、武蔵浦和駅だった。そこから電車に乗って新宿駅で降り、人通りの少ない場所を目指して歩くうちに、犯行現場の渋谷・円山町に辿り着いたという。少女は「犯行後に逃走するつもりだった」と供述しているが、家を出た際の所持金はわずか500円。それすら電車賃で使い果たし、犯行後には所持金はほぼなかったという。 何が少女を凶行に駆り立てたのか。捜査関係者が話す。「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」「少女は戸田市内の公立中学校に通い、中学1年の冬から不登校気味で、週1~2日ほど学校に行っても保健室で過ごしていました。母親と歳の近い弟との3人暮らしで、少女は『家庭でトラブルがあったわけではない』と話しており、少女の母親もそう口を揃えています。不登校ではありましたが、塾にも通っていますし、成績面で特別に問題を抱えていたわけでもない。英語が得意で、英検3級も取得していたといい、学校でのいじめも今のところは確認されていません。一方、両親は少女が小学校高学年の頃に離婚し、家庭内での会話も少なかったようです。不登校のため友達も少なく、少女は強い孤独を感じていたのかもしれません」 少女は取り調べ中に暴れたり興奮したりする様子もなく、淡々と「女性2人を刺したことに間違いはない」「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」などと供述し、容疑を認めているという。 約6時間の彷徨の末、目の前を歩く親子の姿を見て、少女は何を思ったのか。真相の解明が待たれる。 ◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。メールアドレス:[email protected]文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
事件が起きたのは、この映像の直後。犯行の目撃者の男性が話す。
「事件現場は叫んだり、騒いだりする酔っ払いも多く、トラブルは日常茶飯事です。事件があった夜も『助けて!』という女性の大声が聞こえてきましたが、最初は『またいつもの騒ぎか』と軽く思っていました。でも、それにしては大きな声だし、『助けて!』という声が何度も聞こえてきた。慌てて外に出ると刺された女性が倒れていて、その横で飲食店の従業員の男性が必死で少女を取り押さえていました。少女は冷静な様子で、『あの子死んだ?』と言っていたとか。治安が悪い場所ではありますが、さすがに驚きました」
事件を受けて埼玉県戸田市教育委員会は22日に会見を開き、教育長は「こうした事案が発生したことは大変重く受け止めている」と声明を発表した。「通っていた学校や生徒の氏名も現時点では把握していない」といい、事件から間もなくで混乱した様子が窺えた。
一方、捜査の進展で、犯行当日の足取りも少しずつわかってきた。 捜査関係者によると、少女は事件の約6時間前の午後1時30分頃、自身が通うJR北戸田駅の塾に行くと母親に言い残し、自転車で自宅を出た。だが、向かった先は塾ではなく、武蔵浦和駅だった。そこから電車に乗って新宿駅で降り、人通りの少ない場所を目指して歩くうちに、犯行現場の渋谷・円山町に辿り着いたという。少女は「犯行後に逃走するつもりだった」と供述しているが、家を出た際の所持金はわずか500円。それすら電車賃で使い果たし、犯行後には所持金はほぼなかったという。 何が少女を凶行に駆り立てたのか。捜査関係者が話す。「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」「少女は戸田市内の公立中学校に通い、中学1年の冬から不登校気味で、週1~2日ほど学校に行っても保健室で過ごしていました。母親と歳の近い弟との3人暮らしで、少女は『家庭でトラブルがあったわけではない』と話しており、少女の母親もそう口を揃えています。不登校ではありましたが、塾にも通っていますし、成績面で特別に問題を抱えていたわけでもない。英語が得意で、英検3級も取得していたといい、学校でのいじめも今のところは確認されていません。一方、両親は少女が小学校高学年の頃に離婚し、家庭内での会話も少なかったようです。不登校のため友達も少なく、少女は強い孤独を感じていたのかもしれません」 少女は取り調べ中に暴れたり興奮したりする様子もなく、淡々と「女性2人を刺したことに間違いはない」「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」などと供述し、容疑を認めているという。 約6時間の彷徨の末、目の前を歩く親子の姿を見て、少女は何を思ったのか。真相の解明が待たれる。 ◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。メールアドレス:[email protected]文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
一方、捜査の進展で、犯行当日の足取りも少しずつわかってきた。
捜査関係者によると、少女は事件の約6時間前の午後1時30分頃、自身が通うJR北戸田駅の塾に行くと母親に言い残し、自転車で自宅を出た。だが、向かった先は塾ではなく、武蔵浦和駅だった。そこから電車に乗って新宿駅で降り、人通りの少ない場所を目指して歩くうちに、犯行現場の渋谷・円山町に辿り着いたという。少女は「犯行後に逃走するつもりだった」と供述しているが、家を出た際の所持金はわずか500円。それすら電車賃で使い果たし、犯行後には所持金はほぼなかったという。
何が少女を凶行に駆り立てたのか。捜査関係者が話す。
「少女は戸田市内の公立中学校に通い、中学1年の冬から不登校気味で、週1~2日ほど学校に行っても保健室で過ごしていました。母親と歳の近い弟との3人暮らしで、少女は『家庭でトラブルがあったわけではない』と話しており、少女の母親もそう口を揃えています。不登校ではありましたが、塾にも通っていますし、成績面で特別に問題を抱えていたわけでもない。英語が得意で、英検3級も取得していたといい、学校でのいじめも今のところは確認されていません。一方、両親は少女が小学校高学年の頃に離婚し、家庭内での会話も少なかったようです。不登校のため友達も少なく、少女は強い孤独を感じていたのかもしれません」
少女は取り調べ中に暴れたり興奮したりする様子もなく、淡々と「女性2人を刺したことに間違いはない」「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」などと供述し、容疑を認めているという。 約6時間の彷徨の末、目の前を歩く親子の姿を見て、少女は何を思ったのか。真相の解明が待たれる。 ◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。メールアドレス:[email protected]文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
少女は取り調べ中に暴れたり興奮したりする様子もなく、淡々と「女性2人を刺したことに間違いはない」「たまたま見つけた女性2人を刺して殺そうと思った」などと供述し、容疑を認めているという。
約6時間の彷徨の末、目の前を歩く親子の姿を見て、少女は何を思ったのか。真相の解明が待たれる。
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