本格的な降雪シーズンの到来とともに必要となるのが「除雪」。除雪で気をつけるべきポイントについて解説する。
2022年1月の新潟県南魚沼市。山沿いなど雪の降りやすい地域では、雪を捨てることのできる側溝があり、住民が利用していた。
一方、普段それほど降らない新潟市などでは、こうした側溝は多くない。そのため、道路上に雪を捨てたことがある人もいるのでは?
しかし、こうした道路に雪を捨てる行為は法律違反!
道路交通法では道路で「交通の危険を生じさせる恐れなどがある」と公安委員会が認めた行為はしてはいけないと定められている。そこで、新潟県公安委員会の取り決めを見てみると…
〈道路における禁止行為〉みだりに道路に雪等をまき、又は捨てること

つまり、むやみやたらに雪を道路に捨てることを危険行為として禁止しているのだ。また、川に捨てることも河川法で禁止されている。
取り締まる新潟県警に話を聞いたところ、「悪意を持ってやるのはよくないが、やむを得ない場合があるのも事実で判断は難しい。ただ、安全には気をつけてほしい」と話している。
では、どのように除雪を進めたらいいのか、注意点を専門家に聞いた。
長岡技術科学大学 雪氷工学研究室 上村靖司 教授:基本的には、敷地内で支障のない所に寄せて置いておくというのが基本的な考え方
除雪についてこう話すのは、雪害対策などに詳しい長岡技術科学大学の上村靖司教授。
長岡技術科学大学 雪氷工学研究室 上村靖司 教授:完全にきれいにしようと頑張らずに、敷地内の「ここなら、しばらく置いても問題ない」という所に積んでおいて、天気が良くなったら少し崩していく
一方、市街地などは雪を積む敷地のない建物も多くある。
長岡技術科学大学 雪氷工学研究室 上村靖司 教授:幹線道路に関して言うと、絶対に出してはいけない。ただ、生活道路に関して言うと、沿道の皆さんでコミュニケーションを取って、例えばこちらの家の塀の前に置かせてもらおうかとか、「支障のない所に一時的に置く」というのは、具体的な実行性のある対策だとは思う
長岡技術科学大学 雪氷工学研究室 上村靖司 教授:視点を変えると、これは災害。いざというときに、どう助け合うかというのを、雪の問題を通じて、みんなで話し合う良い機会にしてもらえれば
また、上村教授は「新型コロナウイルス禍で普及したリモートワークを大雪の際に生かすと、交通量が減り、行政の除雪が進む」と話していた。
「大雪は災害なんだ」という認識を持ち、地域で助け合いながら除雪をすることが求められる。
(NST新潟総合テレビ)