防犯カメラに映る2人の男…。これは マンションに設置された修繕工事用の足場を映した、防犯カメラの映像です。
全身黒ずくめでフードをかぶった人物が2人現れます。
すると1人が、ネットをめくり…足をかけ、そのまま中へと入っていきます。
そこは、東京・墨田区のタワーマンションでした。
実はこのタワーマンションは今年4月、窃盗被害に遭い住人の60代男性がおよそ3千万円相当の金品を盗まれていました。
13日、窃盗などの疑いで逮捕されたのは、村田拓也容疑者(32)と小野塚隆一容疑者(55)の2人。
修繕工事用の足場を映した、防犯カメラの映像に、2人がマンションに入っていく様子が捉えられていました。
狙われたのは、60代の男性の部屋。
窃盗被害に遭った男性(60代):金庫室みたらびっくりして、全部引き出しも開いている。なんというか…あ然。
帰宅したときには、部屋が荒らされた状態だったという男性。室内には、空になった高級腕時計のケースが残されていたといいます。
窃盗被害に遭った男性(60代):ロレックスとか、フランク ミュラー、ウブロ、あと父親の形見のゴールドの18金ブレスレットも…。
警視庁によりますと、盗まれたのは現金約1000万円と、2110万円相当の高級腕時計など12点、被害額は約3000万円相当に及ぶといいます。
管理人が24時間常駐し、敷地内の様々な場所に防犯カメラを設置するなどしっかりとしたセキュリティー対策がとられていたというこのマンション。
しかし、当時は 改修工事のため、一部の階に足場が設置されていました。そのため、男らは外から足場を伝い、低層階に住む男性宅へ侵入したとみられています。
窃盗被害に遭った男性(60代):足場をのぼっていったら誰でも入れるようになっていた…。
容疑者の2人は、闇バイトで知り合ったと見られていて、警察の調べに対し、容疑を認めているということです。
(めざまし8 7月14日放送)