岸田内閣の支持率が先月から9ポイント以上急落し、政権発足後最低の48.1%となったことが、最新のJNNの世論調査で分かりました。
調査は、この土日にご覧の方法で行いました。岸田内閣を支持できるという人は、先月の調査から9.4ポイント低下し、48.1%でした。
一方、支持できないという人は9.0ポイント上昇し、48.3%でした。内閣支持率は去年10月の岸田政権発足後最低で、5割を下回り、「不支持」が「支持」を上回ったのは初めてです。
続いて、政府の新型コロナ対策について。これまでの政府の対応について聞いたところ「評価する」が54%でした。また、政府は新型コロナの感染者について「無症状でマスク着用」などを条件に、食料品などの買い出しを認める検討に入っていますが、コロナ感染者のこうした条件付き外出については「賛成」が58%でした。
続いて、政治と旧統一教会の問題について。岸田内閣の閣僚らが説明責任を果たしていると思うか聞いたところ「果たしている」はわずか9%でした。自民党は、旧統一教会や関連団体と今後一切関係を持たないことを党の方針として決定しましたが、関係を絶つことが出来ないと考えている人が75%にのぼりました。
また、自民党は党所属の国会議員に対し、旧統一教会との関係について自ら点検し、党に報告するよう求めていますが、これが実態の全容解明に繋がると考える人は6%にとどまり、89%の人は「解明されない」と答えました。
安倍元総理の国葬については「反対」が51%と「賛成」を上回り、半数を超えました。また、国葬の意義について岸田総理の説明に「納得していない」と答えた人は63%でした。
岸田総理が検討を指示した原発の新増設については「賛成」が37%、「反対」が48%でした。
各党の支持率はご覧の通りとなっています。
【政党支持率】▲自民 34.0% (1.2↓) ▲立憲5.5%(0.6↓)▲維新 6.3% (0.0→) ▲公明4.4%(0.6↑)▲国民 1.4% (0.3↓) ▲共産1.8%(1.6↓)▲れいわ1.3% (0.7↓) ▲社民0.6%(0.4↓)▲N党 0.6% (0.3↑) ▲参政1.3%(初)▲その他0.6% (0.7↓) ▲支持なし37.2%(2.5↑)