当時2歳の息子に暴行を加え死亡させたとして、母親が逮捕された事件。母親は容疑を否認していますが、死亡した男の子の手や足などに複数のあざがあったことがわかりました。【写真を見る】「生ごみがベランダに置きっぱなしで…」2歳児死亡で母親逮捕 遺体の手足には複数のあざ “児相の措置解除”して約1か月… 事件を防ぐための対応とは?【news23】死亡の息子(2)手足に複数あざ 母親逮捕神奈川県・藤沢市の田代芽衣容疑者、27歳。2022年4月、自宅で当時2歳だった長男・空来ちゃんの頭に暴行を加え、死亡させた疑いがもたれています。事件当日、田代容疑者は自ら「息子の具合が急に悪くなった」と119番通報。その後の捜査関係者への取材で、空来ちゃんの遺体には手足に複数のあざがあったことがわかりました。

田代容疑者を知る人は…田代容疑者を知る人「児童相談所の待ち合わせに遅れたりとか、空来くんへの興味が薄れてきちゃったのかなというのはあって、友達が家に遊びに行った時に、生ごみがベランダに置きっぱなしで、友達が掃除したけど、ウジ虫がわいていたみたいで」児童相談所は、田代容疑者が妊娠中に検診を受けなかったことなどから、空来ちゃんが生まれた2019年5月28日の6日後の6月3日に空来ちゃんを一時保護。その後、乳児院に入所する措置を取りましたが、事件の約1か月前、2022年3月末に措置は解除され、一緒に暮らすようになりました。しかし、入所措置を解除した翌日の4月1日に乳児院の職員が自宅を訪れたところ、空来くんの左頬には、あざがあったということです。あざについて問われると、田代容疑者は「どこかにぶつけたんだと思う」と答えたと言います。児童相談所などは、4月11日、13日、19日と複数回接触を試みますが、田代容疑者は発熱などを理由に訪問をキャンセル。空来ちゃんが亡くなる前日、4月22日にも連絡を取っていましたが、電話はつながらないままでした。事件を防ぐには、どのような対応が必要だったのでしょうか。東京経営短期大学・こども教育学科 小木曽宏特任教授「一番大事な愛着形成の期間、出産から2歳までの間の関係性ができていない状況。(児相は)相当慎重にしてほしかったなと。引き取りはあくまでも1つのスタートなんです。数週間、確認ができない場合には、どんな状況でも家庭訪問をさせていただいて、お子さんの安全確認、目視。解除にあたっての条件付けが絶対必要になってきますね」「納得できません」と容疑を否認している田代容疑者。警察は、田代容疑者が空来ちゃんと暮らし始めた直後から暴行していた可能性があるとみて、調べています。
当時2歳の息子に暴行を加え死亡させたとして、母親が逮捕された事件。母親は容疑を否認していますが、死亡した男の子の手や足などに複数のあざがあったことがわかりました。
【写真を見る】「生ごみがベランダに置きっぱなしで…」2歳児死亡で母親逮捕 遺体の手足には複数のあざ “児相の措置解除”して約1か月… 事件を防ぐための対応とは?【news23】死亡の息子(2)手足に複数あざ 母親逮捕神奈川県・藤沢市の田代芽衣容疑者、27歳。2022年4月、自宅で当時2歳だった長男・空来ちゃんの頭に暴行を加え、死亡させた疑いがもたれています。事件当日、田代容疑者は自ら「息子の具合が急に悪くなった」と119番通報。その後の捜査関係者への取材で、空来ちゃんの遺体には手足に複数のあざがあったことがわかりました。

田代容疑者を知る人は…田代容疑者を知る人「児童相談所の待ち合わせに遅れたりとか、空来くんへの興味が薄れてきちゃったのかなというのはあって、友達が家に遊びに行った時に、生ごみがベランダに置きっぱなしで、友達が掃除したけど、ウジ虫がわいていたみたいで」児童相談所は、田代容疑者が妊娠中に検診を受けなかったことなどから、空来ちゃんが生まれた2019年5月28日の6日後の6月3日に空来ちゃんを一時保護。その後、乳児院に入所する措置を取りましたが、事件の約1か月前、2022年3月末に措置は解除され、一緒に暮らすようになりました。しかし、入所措置を解除した翌日の4月1日に乳児院の職員が自宅を訪れたところ、空来くんの左頬には、あざがあったということです。あざについて問われると、田代容疑者は「どこかにぶつけたんだと思う」と答えたと言います。児童相談所などは、4月11日、13日、19日と複数回接触を試みますが、田代容疑者は発熱などを理由に訪問をキャンセル。空来ちゃんが亡くなる前日、4月22日にも連絡を取っていましたが、電話はつながらないままでした。事件を防ぐには、どのような対応が必要だったのでしょうか。東京経営短期大学・こども教育学科 小木曽宏特任教授「一番大事な愛着形成の期間、出産から2歳までの間の関係性ができていない状況。(児相は)相当慎重にしてほしかったなと。引き取りはあくまでも1つのスタートなんです。数週間、確認ができない場合には、どんな状況でも家庭訪問をさせていただいて、お子さんの安全確認、目視。解除にあたっての条件付けが絶対必要になってきますね」「納得できません」と容疑を否認している田代容疑者。警察は、田代容疑者が空来ちゃんと暮らし始めた直後から暴行していた可能性があるとみて、調べています。
神奈川県・藤沢市の田代芽衣容疑者、27歳。
2022年4月、自宅で当時2歳だった長男・空来ちゃんの頭に暴行を加え、死亡させた疑いがもたれています。
事件当日、田代容疑者は自ら「息子の具合が急に悪くなった」と119番通報。その後の捜査関係者への取材で、空来ちゃんの遺体には手足に複数のあざがあったことがわかりました。
田代容疑者を知る人は…
田代容疑者を知る人「児童相談所の待ち合わせに遅れたりとか、空来くんへの興味が薄れてきちゃったのかなというのはあって、友達が家に遊びに行った時に、生ごみがベランダに置きっぱなしで、友達が掃除したけど、ウジ虫がわいていたみたいで」
児童相談所は、田代容疑者が妊娠中に検診を受けなかったことなどから、空来ちゃんが生まれた2019年5月28日の6日後の6月3日に空来ちゃんを一時保護。その後、乳児院に入所する措置を取りましたが、事件の約1か月前、2022年3月末に措置は解除され、一緒に暮らすようになりました。
しかし、入所措置を解除した翌日の4月1日に乳児院の職員が自宅を訪れたところ、空来くんの左頬には、あざがあったということです。
あざについて問われると、田代容疑者は「どこかにぶつけたんだと思う」と答えたと言います。
児童相談所などは、4月11日、13日、19日と複数回接触を試みますが、田代容疑者は発熱などを理由に訪問をキャンセル。空来ちゃんが亡くなる前日、4月22日にも連絡を取っていましたが、電話はつながらないままでした。
事件を防ぐには、どのような対応が必要だったのでしょうか。
東京経営短期大学・こども教育学科 小木曽宏特任教授「一番大事な愛着形成の期間、出産から2歳までの間の関係性ができていない状況。(児相は)相当慎重にしてほしかったなと。引き取りはあくまでも1つのスタートなんです。数週間、確認ができない場合には、どんな状況でも家庭訪問をさせていただいて、お子さんの安全確認、目視。解除にあたっての条件付けが絶対必要になってきますね」