修学旅行の夜の定番「まくら投げ」を競技化した「全日本まくら投げ大会」が25、26日、静岡県伊東市玖須美元和田の市民体育センターに全国から32チーム計約300人が集まり、3年ぶりに開かれる。26日は人気スポーツゲームの開発会社と協力して、ゲーム画面風のライブ映像をユーチューブ(https://youtube.com/live/08a1KVe9cI4?feature=share)で配信する。
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大会は地元の高校生のアイデアをきっかけに生まれ、伊東市が2013年から毎年開催している。21、22年はコロナ禍で中止を余儀なくされたが、人気ゲーム「熱血高校ドッジボール部」の開発会社に協力を求め、まくら投げのルール説明動画を製作した。今年は感染が収束しつつあることから実施を決めた。
競技は1チーム8人で、たたみ40畳分のフィールド上で枕を投げ合い、相手に当てて「就寝」させる。2分1セットの3セットマッチで、時間内により多くの選手に枕を当てるか、相手チームの大将を就寝させれば勝ち。予選リーグと決勝トーナメントを戦う。
枕を投げる「アタッカー」の他に、掛け布団でガードする「リベロ」や、アタッカーに枕を供給する「サポーター」などのポジションがあり、「戦略と連携が勝利へのカギ」(市観光課)という。
市観光課の担当者は「他のスポーツのように戦略やチームワークが求められ、勝ち負けがあって、ちょっと笑えるのがまくら投げ。配信ではコメントもできるので『本気のまくら投げ』をみんなで楽しんでほしい」と話している。【最上和喜】