こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、不倫をしてしまって報われぬ愛に苦しむのは自業自得だと断ずるのは簡単ですが、相手が信じられないようなクズで同情の余地もあるケースは少なくありません。今回のご相談者である津川紀美奈さん(仮名・28歳)は、2歳年上の職場の先輩男性と不倫関係になってしまい……。
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
◆昨年の忘年会で愚痴を聞いて急接近した二人
紀美奈さんが先輩男性と関係を持つようになったのは、昨年の忘年会がきっかけだったそう。
「先輩とはオフィスのフロアは同じなんですけど課が違ったので、顔と名前を知ってる程度でほとんど話したことはなかったんです。でも昨年末はコロナ禍も落ち着いてきていたんで、何年ぶりかで大人数の忘年会が開かれて、そのときにたまたま席が近かった先輩と仲よくなりました。
先輩の話は主に奥さんの愚痴だったんですけど、芸人さんみたいに喋りが上手くて、“すべらない話”のエピソードトークみたいに話すのでずっと笑って聞いていました」
先輩には2歳になる子どもがいるそうですが、奥さんが妊娠・出産を経て育児にかかりっきりになり、彼への態度が悪くなり暴言も増え、とてもぞんざいに扱われるようになっていたんだとか。
◆二人でプチ新年会を開いた日から不倫関係に
忘年会後。年が明けて先輩からLINEをもらい、二人でプチ新年会を開くことに。
「先輩はまたおもしろおかしく話してくれましたが、奥さんはモラハラレベルでひどい態度や発言が増えてきていて、離婚について本気で考えていると言っていたんです。その日は金曜だったこともあって、3軒ぐらいハシゴして、終電がなくなっていたので先輩が私の一人暮らしのマンションに来ることになって……関係を持ってしまいました」
◆「嫁とは絶対別れる。俺と付き合ってほしい」
紀美奈さんは罪悪感が大きくなり、もうそれっきり先輩とは二人で会わないようにしようと決めていたと言います。ですが先輩からはたびたび連絡があり、月に何度か紀美奈さんのマンションに彼が訪れるという不倫関係になってしまったそうです。
「先輩が『嫁とはいつか絶対に別れる。だから俺と付き合ってほしい』って言ってくれたので、不倫愛ですが正式に恋人になりました。先輩がどんどん私にハマッていってくれたのはわかったし、行為のときは避妊もしなかったので、彼が離婚して私と再婚してくれるって信じていたんです……それから数ヶ月後に私の妊娠がわかりました。不安もあったけど、きっと先輩は喜んでくれると思って、デキちゃったことを伝えたんです」
◆クズすぎる「お前も女を捨てるんだな」発言
「産みたい」という意思も伝えたところ、先輩からは完全に想定外の反応をされたそうです。

◆拒絶され、ギリギリまで悩んだ末に堕胎手術
避妊せずにカラダの関係を持っていた自分を棚に上げていることや、令和の時代には考えられないほどモラルがぶっ壊れていることなど、ツッコミどころがありすぎる最低発言。紀美奈さんのショックは想像を絶するものだったでしょう……。
「パニックになってしまって1ヶ月ぐらい会社を休みました。休んでいる間も彼にはLINEしていましたが、逆ギレの暴言を吐かれるか、他人行儀な敬語で冷たくあしらわれるか、無視されるか、という感じでしたね。だからギリギリまで悩みましたが堕胎手術を受けました」
紀美奈さんは一時的に復職しますが、先輩と同じフロアにいることで気分が悪くなり再びパニック状態になってしまっていたそうで、けっきょくは退職。しかし、泣き寝入りはしなかったそうです。
◆実は会話を録音していた…徹底した復讐劇
「徹底的に復讐しました。実は『そうやってお前も女を捨てるんだな』の一連の言葉は、一言一句間違いのない彼の発言なんです。というのも、女友達からアドバイスをもらっていて、妊娠を彼に伝えるときの会話を全部録音していたんですよ。
それで、私自身が慰謝料請求とかされることも覚悟のうえで、奥さんにその音声データやLINEのやりとりのスクショを送り付けてやったんです。先輩からは鬼LINEや鬼電がありましたが全部スルーしておきました。私の味方をしてくれていた同僚から聞いた話では、その後、先輩は奥さんから離婚を突き付けられて、たっぷりの慰謝料を請求されたり、子どもには二度と会わせないと宣言されたりして、困っているそうです。少しだけスッキリできました」
不幸中の幸いで、今のところ奥さんから紀美奈さんに対して慰謝料請求が来ることはなく、先輩とは完全に縁を切ったそうです。今は前向きに次の恋に進む気持ちになれているとのこと。彼女が誠実な独身男性との新たな恋愛をスタートできるよう、応援しています。
<文/堺屋大地>