神奈川県は7月4日、県内に住む10代の男性が「はしか(麻しん)」に感染したと発表しました。この男性は先月21日に大阪・関西万博を訪れていたことがわかり、大阪市は万博会場に来るシャトルバス利用した来場者らに注意を呼びかけています。 大阪市によりますと、神奈川県に住む10代の男性は先月21日に「はしか(麻しん)」の症状(発熱、鼻水、発疹、頭痛)を発症しました。 男性はこの日(先月21日)、万博に来場していたということです。堺市内の万博パーク・アンド・ライド駐車場で自家用車を降り、午前8時~8時30分ごろにシャトルバスに乗って万博に入場。会場内では、・よしもとwaraiimyraii館・飯田グループ×大阪公立大学共同出展館・ORA外食パビリオン「宴~UTAGE」・欧州連合(EU)パビリオン・アルジェリアパビリオン・カンボジアパビリオン・チリパビリオン・チュニジア共和国パビリオンを訪れたのち、午後3時~3時30分ごろにシャトルバスで堺市内の駐車場に戻ったということです。

男性は既に症状から回復していて、男性との接触が確認された人には既に健康監察の対応が行われているということです。 はしかの潜伏期間は最大約3週間で、男性と同じ日に同じ施設や乗り物を利用している可能性がある人は、今月12日までに頭痛や発疹などの症状が見られた場合はすみやかに医療機関に連絡するよう大阪市などが呼びかけています。 また、博覧会協会によりますと、万博の来場者ではしかの感染が確認されたのは初めてだということです。