去年6月、大阪市北区でカラオケパブを経営していた稲田真優子さん(当時25)が、首や胸などを刺されて殺害された事件。
殺人の罪で起訴されたのは、常連客だった宮本浩志被告(57)です。
今月16日に行われる初公判を前に、宮本被告が事件前に稲田さんと交わしていたやり取りの詳細が初めて明らかになりました。そのなかには…。
宮本被告:「きょうは中華丼を食べました~、昼を乗り切って、素敵なまゆに会いに行くね」「居留守みたいなことされて、残念でした。他の方とは電話してたのにね」
宮本被告は、事件の3カ月前から稲田さんに執拗(しつよう)に連絡をしていたということです。
稲田さん:「いっぱい掛かってきて怖いんですが、何が聞きたいんですか?」
宮本被告:「電話出て」「出ないのが、悪いでしょ」「出るまでかけるよ」
最後のやり取りは、事件当日の午後7時前でした。
宮本被告:「そういえば、きょうは総菜系なんか準備してるの?」
稲田さん:「きょうはありませんよ~」
宮本被告:「はーい」
初公判に向け、稲田さんの兄・雄介さんは、次のように話します。
雄介さん:「しっかり反省をする。やったことを後悔する。亡くなった後も、真優子のことを苦しめないでほしいと思う」