陸上自衛隊の射撃場で3人が死傷した事件で16日夜、逮捕された18歳の自衛官候補生が、亡くなった52歳の隊員について「恨みはなかった」といった趣旨の供述をしていることが分かりました。 ◇岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で隊員たちを自動小銃で次々と撃った18歳の自衛官候補生の男。高校時代の同級生「自衛隊員になりたいと話は聞いていた」「戦車や銃の興味や知識はいっぱいあった。自分で調べていたと思うんですけど、興味があったようで」

男は高校時代から銃器に興味を持っていたということです。3人の隊員に対して4発の銃弾を発射し、銃弾を受けた菊松安親・1等陸曹(52)と八代航佑・3等陸曹(25)の2人が死亡したほか、3等陸曹(25)が大けがをしました。捜査関係者によると、逮捕された18歳の男は菊松1曹について「恨みはなかった」といった趣旨の供述をしていることが16日夜、新たに分かりました。高校時代の同級生はさらに、男の素顔についても語りました。高校時代の同級生「高校時代は明るかった。仲の良い人たちのグループの中ではムードメーカー、お調子者みたいな。ジョークとか言ってたり」高校時代はムードメーカーだったという一方、「中学校は不登校気味だった」といいます。 ◇入隊からわずか2か月あまりで起きた「銃撃事件」。当時の状況についても徐々に分かってきました。逮捕された男は、射撃の順番待ちをしている間に、無断で弾倉を銃に装(そうてん)していたとみられることが明らかになりました。捜査関係者によると、男は「装填してから『動くな』と叫んだ」と話しているということです。はじめに八代3曹を撃ち、次に菊松1曹、3発目を25歳の3曹に撃った後、最後にもう一度、菊松1曹を撃ったということです。 ◇亡くなった菊松1曹を知る人は「まじめで優しくて、とにかくまじめな子だったから」と話しました。また、菊松1曹の元上司によると、菊松1曹はとても温厚で丁寧な人だったといいます。今年に入ってからは、最近生まれた孫の話ばかりしていたということです。自衛隊などは今後、男の実家を捜索するなど調べを進める方針です。(『news zero』より)
陸上自衛隊の射撃場で3人が死傷した事件で16日夜、逮捕された18歳の自衛官候補生が、亡くなった52歳の隊員について「恨みはなかった」といった趣旨の供述をしていることが分かりました。

岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で隊員たちを自動小銃で次々と撃った18歳の自衛官候補生の男。
高校時代の同級生「自衛隊員になりたいと話は聞いていた」「戦車や銃の興味や知識はいっぱいあった。自分で調べていたと思うんですけど、興味があったようで」
男は高校時代から銃器に興味を持っていたということです。
3人の隊員に対して4発の銃弾を発射し、銃弾を受けた菊松安親・1等陸曹(52)と八代航佑・3等陸曹(25)の2人が死亡したほか、3等陸曹(25)が大けがをしました。捜査関係者によると、逮捕された18歳の男は菊松1曹について「恨みはなかった」といった趣旨の供述をしていることが16日夜、新たに分かりました。
高校時代の同級生はさらに、男の素顔についても語りました。
高校時代の同級生「高校時代は明るかった。仲の良い人たちのグループの中ではムードメーカー、お調子者みたいな。ジョークとか言ってたり」
高校時代はムードメーカーだったという一方、「中学校は不登校気味だった」といいます。

入隊からわずか2か月あまりで起きた「銃撃事件」。当時の状況についても徐々に分かってきました。
逮捕された男は、射撃の順番待ちをしている間に、無断で弾倉を銃に装(そうてん)していたとみられることが明らかになりました。捜査関係者によると、男は「装填してから『動くな』と叫んだ」と話しているということです。
はじめに八代3曹を撃ち、次に菊松1曹、3発目を25歳の3曹に撃った後、最後にもう一度、菊松1曹を撃ったということです。

亡くなった菊松1曹を知る人は「まじめで優しくて、とにかくまじめな子だったから」と話しました。
また、菊松1曹の元上司によると、菊松1曹はとても温厚で丁寧な人だったといいます。今年に入ってからは、最近生まれた孫の話ばかりしていたということです。
自衛隊などは今後、男の実家を捜索するなど調べを進める方針です。