11日の小野田紀美経済安保・外国人との秩序ある共生社会推進担当大臣の記者会見で、外国人受入れに関する質問から質疑応答がヒートアップする場面があった。
【映像】小野田大臣「私は守ります」記者にぴしゃり→笑い(実際の映像)
記者が「参政党の神谷代表が6日の参議院本会議で『削減すべきは議員定数ではなく外国人受入れ数だ』と強調されて、街頭演説などでも外国人比率を10%以下にするべきだと言っているんですが、この神谷代表の主張への受け止め、賛成するかどうかについてお伺いしたい」と質問。
小野田大臣は「外国人の受入れの基本的なあり方に関してはまずは出入国在留管理庁が所管しておりまして、外国人の受入れ環境整備に関する総合調整機能を有する法務省において基礎的な調査及び検討を可能な限り進めているものだというふうに考えております」と答えた。記者がさらに「10%以下にするべきだという数値目標についてはどう受け止められるんでしょうか」と聞くと、「その数値に関しても今は多分法務省の方でというふうに思いますけれども、軽々に私は所管外であるとすれば言ってはいけないところだと思いますが、ただ10%うんぬんという議論も今は1億2千万人の人口かもしれませんが、数十年後にはそれが9千万人になり5千万人になるとも言われている日本の中でどの時点の何%というところも全然違ってくると思いますので、そういったことを踏まえて法務省において適切に今検討されていると承知しております」と見解を述べた。
ここから、食い下がる記者との息もつかせぬ攻防がさらに続く。
記者「前段の議員定数削減よりも外国人受入れ規制という優先順位についてはどう考えるか、議員定数はそもそも先進国の中で日本は最低レベルでそんなに急いで削減する必要があるのかという問題提起も神谷代表は同時にしていると思うんですが、議員定数削減についてはどうお考えでしょうか」
大臣「他党の党首がどの政策よりどの政策を優先すべきだということに対して、私からそれに関してコメントすることは差し控えたいと思います」
記者「議員定数削減について聞いているんですが」
大臣「議員定数削減も私の所管ではないので」
記者「高市さんは、元大臣は所管外でも万博のことなど発言されていましたが」
大臣「私は守ります」
最後きっぱりと言い切ると、会見場には笑いもこぼれた。
(『ABEMA NEWS』より)