【独自】「カギもGPSも無意味?」1300万円のレクサスわずか6分で盗まれる CANインベーダー使った犯行の一部始終

深夜の住宅街に現れた犯行グループ。1000万円を超える高級車を狙った盗みの一部始終を複数の防犯カメラが記録していた。
事件は11月7日午後11時50分過ぎ、茨城・大洗町の駐車場で起きた。防犯カメラ映像の画面右奥に止まっているのが高級車レクサス。
そこへ突然、車内をのぞき込むように助手席側からライトが向けられる。
ライトが消えると、車の後ろから1人の人物が現れ、警戒するように周囲を見渡している。
運転席へ向かうと同時にレクサスのテールランプが点灯した。
施錠されていたはずの運転席のドアから、この人物がなんなく乗り込む。
その時、車の後ろから別の人物が走って行った。不審な人物は2人組だったのだ。
施錠されていたはずが、バックで動き出すシルバーのレクサス。こうして車はあっと言う間に盗まれてしまった。
2人目の人物が運転しているのか、レクサスの後を追うように、もう1台の車も一緒に逃走。わずか6分ほどの出来事だった。
別角度の防犯カメラには、2人目の走って行った後に、レクサスがバックで動き出し、別の車と逃走する様子が写っていた。
被害にあった男性によると、この日はたまたま職場に止めたまま帰宅したのだという。
被害にあった和田淳也さん:アルコールが入っていたので、車をたまたまここに置きっぱなしにして、翌朝ここにあるはずの私の乗用車がなくなっちゃった…
盗まれた車は1300万円相当の高級車レクサス。車には防犯対策としてGPSをつけていた。
しかし、現場から500メートルほど離れた付近で信号が途切れてしまったという。
慣れた人物による犯行なのだろうか?
被害男性は、警察から手口について、次のような説明を受けたという。
被害にあった和田淳也さん:警察官の話ですと、CANインベーダーとかいう新手の手口があるんですかね。
CANインベーダーとは、専用端末を車の配線に直接接続。エンジンなどを制御するシステムに侵入して、ロックを解除する最新の手口。
男性は警察に被害届を提出したという。
(イット! 11月11日放送より)