爆破予告、裁判267件取り消し=東京高裁・地裁、立ち入り制限も

14日午前、東京高裁と地裁などが入る東京・霞が関の合同庁舎を爆破するとの予告があり、庁舎への立ち入りが一時規制され、一部の裁判が期日を取り消されるなどした。
高裁などによると、開廷時間の変更も含めて裁判の取り消しは高裁で22件、地裁で245件の計267件に上った。
警視庁丸の内署によると、東京消防庁や東京入国管理局に未明、「テロを起こすしかない。東京地裁を爆破することにした。11月14日午後1時34分に爆破する」などとするメールが相次いで寄せられた。
高裁によると、正午から午後2時の間、外部からの立ち入りを制限し、職員らが一般来庁者らを庁外に避難誘導した。
また午後1時~同2時29分に開廷が予定されていた裁判は、いったん全ての期日が取り消された。高裁で午後1時半の予定だった参院選の「1票の格差」を巡る訴訟の判決は、2時間遅れの午後3時半から言い渡しが行われた。