京王線“ジョーカー”事件 懲役23年の判決が確定 期限までに控訴なし 東京地裁立川支部

おととし、東京・調布市を走行中の京王線の車内で、映画の悪役「ジョーカー」に扮した男が乗客を刺し車内に放火した事件で、東京地裁立川支部が男に懲役23年を言い渡した判決が確定したことがわかりました。期限までに控訴がありませんでした。
無職の服部恭太被告(26)はおととし10月、京王線の車内で乗客の男性(当時72)をナイフで刺して大けがをさせた後、車内に火をつけ、別の乗客12人を殺害しようとした罪などに問われていました。
東京地裁立川支部は先月の判決で、「自分勝手な理由から多数の乗客の生命を狙った無差別的な犯行」と指摘。「凶悪で卑劣というほかない」として、懲役23年を言い渡しました。