ドライブレコーダーが、悪質な当て逃げ事故の一部始終をとらえていた。
7月14日午後1時40分ごろ、埼玉・蕨市のJR蕨駅近くの交差点で起きた追突事故。
追突した車の運転手は、車から降り、前の車へ歩み寄る。
謝罪を終え、車に戻った運転手は、追突された女性に対し、右手で移動を促すようなジェスチャーを見せる。
いったい、何を話しかけられたのだろうか。
追突された女性は、「ここは危ないので、交通量も多いので左に曲がってくださいって、あちらに広い場所があるので、移動しましょうと」と話す。
女性は指示通り、左折するため移動。
追突した車も、左折を示すウインカーを出している。
しかし、追突した車は左折せず、そのまま直進し、走り去った。
追突された女性「もう何が起きたかわからない。とりあえずびっくりした状態ですね。ショックが大きかったです。(相手が)逃げてしまった形の事故は初めて」
女性は、当て逃げした運転手に対し、「人として、どういうことなのかと思いました。そんな人がハンドルを握っていることが許せない。そういう方からは免許証を取り上げてほしいと思っております」と訴える。
警察は、過失運転致傷と道路交通法違反の疑いで、逃げた車の行方を追っている。