必修科目の単位がかかった大事なテストの日に寝坊してしまったら、誰でも焦るだろう。神奈川県の30代男性から、大学時代の寝過ごしエピソードが寄せられた。
大学1年で必修科目を落とし、2年で再履修することになった男性。期末テストの前日は徹夜で勉強して臨んだものの、当日は寝坊してしまった。学校へは、新宿駅から小田急線で町田駅まで通っていたという。
「遅刻しそうだったので特急ロマンスカーに乗り、これでギリギリ間に合うと安堵し乗ってました」
しかし、この安心が間違いのもとだった。(文:篠原みつき)

「少し記憶が飛び、ふと到着駅を見ると町田駅に着いてました」
まさにギリギリセーフ。しかし、悲劇はここからだった。
「危ない危ないと、降りようと席を立ったら発車ベルが鳴りドアが閉まり、そのまま次の駅は小田原……」
本来の目的地・町田を通り過ぎ、終点まで行ってしまったという。恐らく10年ほど前の話だと思われるが、当時、新宿発で町田の次が小田原になる便があったのかは不明だ。しかし2015年のダイヤを見ると、地下鉄千代田線から小田急に乗り入れる「メトロはこね号」が町田に停まった後は小田原だったようだ。これに成城学園前から乗ったのだろうか。あるいは、男性が本厚木と小田原を勘違いしていた可能性もある。
いずれにしても、テストが受けられないという絶望的な状況のなか、さらに追い打ちをかける事態となった。
「その精神状態で、車掌さんに特急料金の追加を求められとても落ち込みました。もちろんテストは受けれず、3年に持ち越しました」
ふたたび単位を落としたことはもちろん、想定外の出費も手痛い、痛恨の思い出となったようだ。
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