竹内英明元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕された政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者の弁護人を務める「アディーレ法律事務所」創業者の石丸幸人氏が14日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、弁護方針が決定したことを報告した。
逮捕前から立花容疑者は「(竹内氏が)警察の取り調べを受けている」「明日逮捕される予定だった」との発言に「真実相当性があり、裁判となった場合は無罪を争う」と話していた。
石丸氏はこの日、「大手メディアからは『発言に関しては争いはないが、情報源に関し、真実であることの相当な理由がある。真実相当性を争い、否認』という報道がありました。今まで調整していたが、本人と話をして、真実相当性は争わない弁護方針を取る。自白ということで、今後、手続きが進んでいく」と一転して、争わない方針に切り替えたという。
「裁判で戦ってほしいというコメントをいただいていて、この(争わない)方針をどう評価するかはあると思うが、私と(アディーレ法律事務所の)長井(健一)弁護士の2人で相談して、立花氏のメリットになる方法、弁護方針を取るべきと当初から自白をお勧めしていた。もろもろ調整がついたのでご理解いただければ。自白ということなので罪を認めて、謝罪するところは謝罪することになった。本人も納得しており、今日以降、示談の申し入れを進めていく予定になっている」と刑事告訴した竹内氏の遺族との示談交渉を希望しているという。
また来月7日告示、14日投開票の静岡・伊東市長選に出馬の意向を示していたが、「立花氏としては、ご支援いただいている皆さまが立候補してほしいということであれば、獄中ではないが、留置所内でも場合によっては立候補を考えているということなので、皆さまのご意向に従います」とコメント欄やDMなどを見て、出馬可否を判断することになった。