バスタオルのニオイを防ぐ洗い方があった!?「靴下は裏返し」「ネットは1枚1着」“実験に基づく”梅雨の洗濯術【ひるおび】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

梅雨に気になる「生乾き臭」。実は、ニオイを防げるかどうかは洗濯機で洗う”ところからはじまっているのです。洗濯物の量や入れる順番、ネットへの入れ方・・・毎日のことだからこそ、きちんと知っておきたい!洗濯用品に関する開発を行うライオンの研究所で、“実験に基づく”洗濯術を教えてもらいます。
【写真を見る】バスタオルのニオイを防ぐ洗い方があった!?「靴下は裏返し」「ネットは1枚1着」“実験に基づく”梅雨の洗濯術【ひるおび】
ライオンで洗濯用洗剤などの製品開発や調査に20年携わる、お洗濯マイスターの大貫和泉さんに聞きました。
◆洗濯機に入れる洗濯物の適量は?⇒縦型・ドラム式ともに、「7割程度」がベスト縦型での目安は、洗濯槽の銀色の部分が5cm見える程度。
ライオン お洗濯マイスター 大貫和泉さん:衣類とのこすれや、洗濯液の水流があたって汚れ落ちがよくなるんです。詰め込み洗いをしてしまうと全く衣類が回らないので、汚れ落ちが悪くなってしまいます。
詰め込み洗いは汚れの蓄積に繋がり、嫌なニオイの元になるので、「7割洗い」を意識しましょう。
◆靴下は表のまま?裏返しで洗う?⇒裏返しのまま洗った方が汚れ落ちアップ!
汗・皮脂・角質などの汚れは靴下や肌着の内側に付着します。裏返しにして内側を直接洗うことで、より汚れを落とすことができます。ただし、表側に目立った汚れがある場合は、裏返さずに洗う方がいいそうです。
山内あゆアナウンサー:これからは子どもに「靴下の裏返しを戻しなさい」って怒らなくていいんですね。
この時期、ニオイが気になるバスタオル。
ライオン お洗濯マイスター 大貫和泉さん:特に梅雨時は、ニオイの気になるものから順番に入れるといいです。ですのでバスタオルを一番先に洗濯機に入れてください。
さらに入れ方にもポイントが。バスタオルを2日間使用して、特殊な試薬で染めたものを見ると、中央が汚れているのがわかります。
バスタオルは中央付近を使うことが多いので、中央の汚れをしっかり落とすために「一番下に広げて敷く」ようなイメージで入れることがポイントです。バスタオルが何枚かある場合も一番下に広げて重ねて入れます。ドラム式の場合も一番下に広げて入れてください。
大きめの洗濯ネットに2、3枚洗濯物を入れていませんか?「洗濯ネット1枚に衣類1枚」が原則。2枚以上入れると衣類同士が重なり汚れが落ちにくくなります。
また、しわや型崩れを防ぐためには大きさに合わせて選び、畳んで入れるのがおすすめです。例えばワイシャツを洗うときに使う洗濯ネットの大きさは中ぐらい(30×33cm)のもの。大きいネットに入れると、洗濯中に隅に寄ってしまい布が重なるので、汚れ落ちが悪くシワもできやすくなります。
山内あゆアナウンサー:大が小を兼ねるわけじゃないんですね。
≪洗濯ネットの適切なサイズ≫小:ストッキング・タイツ中:ワイシャツ・Tシャツ・ブラウス・キャミソール大:スカート・スタックス・ジャケット
部屋干し臭は、洗濯で落としきれなかった汚れと、様々な菌が原因で発生します。しかし大貫さんによると、5時間以内に乾かすことで菌の増殖を抑制することができるのです。そこで、衣類の種類別に、早く乾く干し方を教えてもらいました。
◆ワイシャツ⇒エリを立て、ボタンを外したまま干す
形を気にしてボタンを留める人も多いですが、早く乾かすにはボタンはすべて外します。さらにエリを立てることで生地の重なりがなくなり、乾きやすくなります。
◆ジーンズ⇒表のまま筒干し
ジーンズで一番乾きにくいのが、後ろポケット。表のまま、ファスナーやボタンを開けてピンチハンガーで筒干しにします。ポケットは外側に出して干すのがおすすめです。
◆バスタオル⇒端をそろえずにずらして干す
バスタオルは端を揃えて干すと、湿った部分が重なって乾くまでに時間がかかります。端を揃えずにずらして干すようにしましょう。また、バスタオルよりも大きいシーツなどを干す場合は、角ハンガーの上から被せて中にはさむようにすると、空間ができて早く乾きます。
ライオン お洗濯マイスター 大貫和泉さん:洗濯物って上から乾いていくんですよ。下が乾きにくいので、下を中心に風をあててあげるといいと思います。風量は、風が通るようであれば「弱」でも大丈夫です。
扇風機を使うことで、通常の部屋干しと比べ、約半分の時間で洗濯物を乾かすことができるそうです。
(ひるおび 2024年6月19日放送より)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。